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IS レギオン
第15話
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機攻撃態勢の為に機体左側面に次々に各種大型火器がせり出し、左旋回に移った。

 「目標視認。全機攻撃用意。」
「全戦闘攻撃機隊に通達。チャフ及びフレア使用後、離れろ!相手に目潰し食らわせてやれ!」
「「「「「了解」」」」」
とその空域にいた全戦闘攻撃機がそれぞれの機体に装備されたチャフやフレアーを盛大にはき出し、昼間なのに昼以上に明るく照らし出した。

 「くそ、前が見えない。目が痛いどうなっている!?」
と箒は、ISに装備された高性能視覚認識センサーが捉え拡大表示されたチャフやフレアーなどの光による視覚情報に惑わされ、動きを止めた。

 「未だ、全機総攻撃(フル・ファイア)開始!」
と戦闘攻撃機隊の総隊長が言いながら、全戦闘攻撃機の全残弾と『ネーメズィスチーム』によるAC-19の持つ下は7.62ミリ上は105ミリ榴弾砲までの各種火器から飛び出す各種弾頭を土砂降り以上の圧倒的空間制圧の為に各機がそれぞれ別高度を採りながら左旋回を続けISを火器にまるで洗濯機の中にいる以上の攻撃に晒し、さらに全戦闘攻撃機の各種機銃及びミサイル上下から叩き込み、ISの行動を完全に止めた。

  そして、ISに対する徹底した包囲殲滅戦闘が終了し、全機がその場に滞空し、煙が晴れるのを待った。なぜなら、この包囲式空間殲滅戦によって生じた煙には、多数の金属片が含まれており、その影響により作戦機の持つ各種視認装置による視認及び観測が出来ず、その場に滞空し、様子を見守っていた。

 「どうなっている。状況を説明しろ」
とピーター・シルバーマンが声高に叫びジャネル・ヴォイトに尋ねた。
「今の所、現地の攻撃隊の持つ各種観測装置による撮影が試みていますが,どうも其の一帯に多数の金属片により、妨害がされており今現在、カメラ映像などが不能の為に全部隊にその場に待機していますが、全攻撃部隊の兵装及び機銃の残弾は、すべてゼロなので帰投させた方が世のしいと思いますが、如何しましょう?」
とピーター・シルバーマンに尋ねると、
「分かった、残弾及び燃料が足りない機体は速やかに帰投させろ。ただし、空中管制機のE-19及び対地攻撃機のAC-19部隊はその場に待機、状況によっては攻撃を続けさせろ!良いな」
「は、分かりました。伝令をすぐさま送ります」
「そういえば、今の我が艦隊の位置はどこだ?」
「は、現在、作戦海域内までおよそ10分の位置です」
「そうか。現場海域に到達したら、一言言ってくれ」
「分かりました」

 その現場では、少しずつ煙が晴れていき、ISの姿を視認できた。ただ、ISの本体には多数の裂傷が多々あり、左右の分離式浮遊ユニットは完全に破損しており、その後爆発とともに消失した。また、両手で握っていた大型両刃剣もその刃は所々破損しており、その破損箇所から
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