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Fate/staynight/the/crossovermoment
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
目を覚ませば知らない天井が広がっていた。
知らない部屋、知らないベットの上、知らない匂いが、俺の脳を刺激する。
「目、覚めた?」
女の子の声?
「オ〜〜〜〜〜イ?
生きてる?」
濡れたタオルを額に広げ、俺の目を見つめる。
「アンタ、泣いてんの?」
少女は俺の目を見て戸惑った。
自分では泣いてるのか分からない。でも、悲しい気持ちで胸が引き裂かれそうで・・・・・・・
俺は彼の夢を見ていた。彼の夢は真実の夢なのか悲劇の夢なのか偽りの夢なのか判断出来ない。
でも、真実で彼の彼が人間だった頃の記憶「夢」なら、彼は孤独だ。
「泣いてるのかな・・・」
彼は世界を救う為に戦い理性を失った。
彼が悪なのか善なのか、俺には分からない。
彼の夢は世界を救う「正義のヒーロー」彼が実現したい実現したかった「夢」は「 」で全人類の「 」だ。
俺の師匠と似た夢、理想的で実現不可能に近い夢を彼は実現した。
実現の代償が彼の命でも彼は諦めず前に進んだ。
「泣いてる、泣いてるわよ!」
なんで、大声で言うんだよ?
相変わらず体は動かないが耳は声を音を拾っている。
近くで大声で言われると耳が痛い。
「あぁぁ!!モォオ!」
少女はハンカチをポケットから取り出し、俺の涙を拭いた。
念入りにハンカチで俺の目元をゴシゴシと拭く。そこで俺はようやく泣いていた実感が湧いてきた。
「ありがとう・・・・・」
「感謝の言葉が足りん。
後、感謝するなら、アイツにしなさい」
少女の背後に見覚え有る男が出現する。
「アーチャー?」
自分でも以外だが・・・・・・驚かない。
助けられた実感と自分が無様に助けられた事実を脳裏に浮かべるが彼の助けが俺の窮地を救った。
なら、感謝するのが最低限の筋だ。
「助けて・・くれて・ありがとな」
「礼には及ばんさ」
彼は呆れた顔で言った。
「本当に不思議な少年だよ、君は」
「不思議?」
「致命傷、即死の一撃で絶命せず。
自力で治癒する。
不思議と言わずなんと言う?」
致命傷、即死の一撃?
その一言で思い出した。
「俺・・・・・死んだ・・・死ぬ・・・・なんで・・・俺?」
致命傷、一撃で確実に死に至る一撃で俺は生きている?
大量の出血で首を切られて意識が薄れて、アーチャーが助けて、俺は・・・・・?
「自己回復魔術の類で回復した線が妥当だけど。
即死の攻撃で回復が間に合う訳、ないわよね?」
「一人の男を除いて・・・だが」
英霊「アーチャー」は微妙な表情で言った。
その表情は自分で自分を語ってる様な感じで弓兵には似合わない表情
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