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Fate/staynight/the/crossovermoment
正義
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彼の身体は剣で構成されていた。
心は鋼、信念は鉄、彼の人生は完璧に近い望まれた結果が生み出した結末を迎えた。
正義、自身の正義を信じ悪を切り裂いた。
苦しんでいる人間に救いの手を安らぎを求める人間に力を「正義のヒーロー」気取りの彼は殺した。
殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して正義を貫いた。
弱者を守る為に悪を殲滅する為に自分の欲を満たす為に彼は殺した。
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も剣を振るい悪の息の根を止めた。
建前で罪を重ねた強者、悪を数え切れない人間を殺した。
建前で悪「人間」を殺した。
彼は自分の罪を理解した上で「人間」を殺して殺して殺して殺して殺して殺して彼は生き延びた。
数多の戦場を駆け巡り彼は力「投影」を振るった。
彼は世界を救い一度は本当の救世主「正義のヒーロー」の地位に登り詰め満身した。
自分が世界を救った本当の「正義のヒーロー」に成れた。
殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して救って救って救って救って救って救って救って終わる。
彼は自覚している。自分は本当は「正義のヒーロー」じゃない、本当は「薄汚れた殺戮者」と彼は知っていた。
救って人間の数と殺して人間の数は圧倒的に救った人間の方が多い。
世界の危機を救ったのだ救った人間の数が多いのは当然と言える。
でも、救われなかった人間の数は殺した人間より多い。
救う為に犠牲にした。勝つ為に犠牲した。守る為に犠牲にした。
全人類と一人の人間を秤に掛けてはらない。彼が「正義のヒーロー」に憧れ学んだ結果が犠牲だ。
例え、愛する人間でも、例え、親友でも、例え、生涯を共に歩んだ「人間」でも全人類を護る為なら犠牲にした。
救える命を無視した。助けられる命を無視した。敵を殺した。
剣を振るい彼は人間、同類を殺して殺して殺して殺して殺して殺し尽くした。
目の前で仲間が殺されても目の前で家族を殺されても彼は剣を振るい殺した。
何度も何度も何度も剣を振るい最後は彼以外の人間は戦場から消えた。
仲間の屍、弱者の屍、助けた救った人間の屍の山の上に彼は立っていた。
彼は殺しに快楽なんて感じない。なのに彼は屍の上で笑っていた。
無意識に心の底から彼は笑い泣いた。
気付いていた。でも、信じられない。信じたくない。彼の勝手な思想が「殺した」
最後の結末は彼の望んだ結末で罪を償う最高の結末で彼自信を開放する「終末」だった。
信じていた信頼していた仲間に裏切られ救った人間達から罵倒と石を投げ捨てられ彼は言った。

「私は・・・・・・・救えたか?」

彼が最後に残した言葉の意味は分からなかった。
でも、彼が最後の最後まで望んでいた「 」は理解出来た。
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