暁 〜小説投稿サイト〜
舞台は急転
第六章
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
は想定の範囲内よ」
 図書室についてはこう述べる有美だった。
「というかこうなるようにしたかったのよ」
「あら、そうだったの」
「それはもう考えていたの」
「それとはまた別よ」
 そしてあらためてこう言うのであった。同じ高校の生徒達の人ゴミの中で話す。今は彼女達も階段を昇っている。
「またね」
「じゃあ何なの?」
「それはね」
 にこりとした笑みで皆に話すのであった。
「触れたことよ」
「触れたことって?」
「何がなの?」
「それ言わないといけないかしら」
 何故かここで顔を少し赤らめさせて俯く有美だった。
「それも。やっぱり」
「やっぱりってここまで言ってね」
「言わないっていうのもないわよ」
「ねえ」
 これが皆の意見であった。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ