第七話 和解の一歩
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
フェイトとはやての元にむかうと、仲よさ気に話していた。
大輔「よう、お待たせ」
はやて「あ、随分と話してたんやな。まあ、こっちもやけど」
賢「随分仲良くなったね。歳が近いからかな?」
はやて「賢兄、うちとフェイトちゃんは同い年やで?」
賢「ああ、ごめんね。はやての友達になってくれてありがとう。これからもはやてと仲良くして欲しい」
フェイト「友達…?」
目を見開くと、頭にポンと手を置かれた。
大輔「よかったな」
見上げると大輔が優しく笑いながら頭を撫でていた。
フェイト「うん…」
賢「今日は本当にありがとう…また、明日も会えるといいね」
はやて「ほな、フェイトちゃん。また会おうな?」
フェイト「あ、うん…またね…」
家路につく賢とはやてに大輔とフェイトも。
大輔「俺達も帰ろう」
フェイト「うん…」
どうやらフェイトははやてと一緒に会計を済ませていたらしく、レジには行かず、二人も家路についた。
ブイモン[遅いぞ二人共!!今まで何してたんだ!!]
大輔「悪い悪い」
ブイモンの怒りの叫びを受け流しながら、大輔はキッチンに向かう。
アルフはフェイトの変化に気づいて、そちらに向かう。
アルフ「フェイト、随分と嬉しそうだね。どうしたんだい?」
精神がリンクしているために、フェイトの心境の変化に敏感なアルフが尋ねるとフェイトはアルフが今まで見たことのない嬉しそうな笑みを浮かべていた。
フェイト「えっとね…アルフ…友達が出来たよ」
アルフ「っ!!そいつはよかったじゃないか。大輔とブイモンのおかげかねえ…」
喧嘩している二人(といっても、ブイモンが突っ掛かっているだけだが)を見つめるアルフの目はとても優しげだった。
大輔「まあまあ、今日は特別にデザートをつけてやるよ。アップルパイな」
ブイモン[よし、許す]
アップルパイであっさりと許したブイモンにフェイトとアルフは吹き出した。
大輔が作ってくれた夕食のラーメンはとても美味なるものだった。
流石に麺は市販の物だけれど、出汁を作り、野菜を入れて、手間隙をかけて作った物だからだろう。
皆が美味しそうに食べてくれたから大輔も満足そうに頷いた。
オーブンから大輔がアップルパイを取り出す。
ただ、簡単な物ではなく、店に出されていても遜色のないほどに完成された物であった。
大輔「見た目はいいし、味は悪くないと思う。」
アルフ「あたしらは
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ