アメリカ軍特務部隊襲撃
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Side和也
ビームライフルの引き金を引き、分隊の最後の1人を殺す。
これで9分隊、楯無さんからの報告で6分隊だからラスト1分隊だな。
さて、どこにいる?
ドサドサドサトサ
足音、それも何人かが走っているものが聞こえる。
足音の方向へ向かうと残った1分隊が楯無さんを運んでいる。腹部に巻かれた包帯からは血が滲んでいた。
俺の中で何かが切れた。
そして
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勝手にナイトロが発動する。
スラスターを最大出力で噴射し突撃、楯無さんを男たちの手から奪い取りそのまま通り抜ける。
10mほど離れたら振り返りシールドにメガマシンキャノンを装備、分隊に向けて掃射する。
8門の銃口から吐き出された黄金の破線は男たちを次々と醜い血濡れの肉塊へと変えていった。
「目を開けてください、楯無さん」
「ん……、和也…くん」
「楯無さん…、怪我は大丈夫ですか?」
「あまり…大丈夫じゃないかも…」
これはどう見ても銃傷。早急な手当てが必要だ。
「すぐに医療室に連れていきます。それまで持ちこたえてください」
「ありがとね…和也くん」
楯無さんが意識を失う。
「楯無さん!?」
一刻も早く、医療室に連れていなかいと。
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Side兼次
織斑先生に敵が付いてきた。
「坂上くん、出番ですよ」
「了解でーす」
現れた敵――アメリカの第三世代型[ファング・クエイク]にファンネルで集中砲火を浴びせる。
山田先生も同じくクラッド・ファランクスのガトリング砲を起動し多量の25mm弾を発射した。
ビームと実弾の嵐がファング・クエイクを襲い、そしてISが解除される。
「はーい、坂上くんストップ」
指示に合わせてファンネルを止める。
そして搭乗者は捕まった。
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その後、倉持技研から帰還した織斑により電脳ダイブによるシステム侵入者排除は成功、作戦は終了した。
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数日後、織斑先生たちにより捕らえられたファング・クエイクの搭乗者から引き出した情報により、襲撃してきたのはアメリカ軍特務部隊だということがわかった。
だが俺にとってそんなことはどうでもよかった。
それよりも腹部を撃たれた楯無さんのことが心配だった。
手術は無理を言って勝平の父親の慶助さんにやってもらった。今は手術が終わり、医療室のベットで寝ている。慶助さんいわく傷は残らないだろ
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