暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス ―蒼炎の大鴉―
アメリカ軍特務部隊襲撃
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Side楯無

『こちら黒鉄、敵1個分隊を殲滅した』

和也くんから通信が入る。

和也くんのことだから皆殺しにしたんだろうな〜。

そうしている内に敵を見つける。敵は1個分隊。

さーて、やってやりますか。

ビームダガーを取り出し、ビーム刃を発振して敵の1人に向かって投げる。

ダガーは目標の胸部を貫通し、絶命させた。

次いで接近しながらツインビームスピアーを取り出しビーム刃を発振、柄を長めに持って切り払う。

2本のビーム刃が6人を巻き込み、人体を腰部を境に真っ二つにした。

そして残った3人を取り出したビームライフルで仕留めた。

こんなものかな。

焼けた肉の臭いを嗅ぎながら通信を繋いだ。

「こちら楯無、1個分隊を撃破したわ」

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「第2分隊全滅」

「第7分隊の反応途絶」

「クソが!学園の防衛能力は落ちてるって話じゃなかったのかよ」

次々と報告される戦況に小隊長は苛立つ。

「このままでは我が小隊は全滅です」

「んなことはわかってる!」

――――――――――――――――――――――

Side兼次

「敵さん、なかなか来ませんね」

「そうですねー」

俺と山田先生は通路で待ち伏せをしていた。

俺はファンネルを全て展開し、山田先生はクラッド・ファランクスを構えている。

あとは織斑先生が敵を誘導してくれればいいんだが、なかなか敵は出現しない。

「ほんと、暇ですね」

和也や楯無さんは次々と敵部隊を殲滅しているってのに俺はここで待ちぼうけ。暇なことこの上ない。

――――――――――――――――――――――

Side楯無

6分隊目を見つけ、クリア・パッションでまとめて片付ける。

「こちら楯無、6分隊目を撃破したわ」

敵とは言え生身の人間を一方的に殺すのは流石に精神にくる。

一度ISを解除して休もう…。

ミステリアス・レイディを解除する。機体が光の粒子となり、そして消える。

タンッ

!?

脇腹にはしる激痛、見てみると穴が開き血がドロドロと流れ出ていた。

振り返るとそこには殺したはずの1人が自動拳銃を構えていた。

油断…したわね…。

「こちらホーク7、残ってる部隊は集まってくれ。敵のISを確保できそうだ」

ホーク7と言った男はこちらに向かって歩いてきた。

「おとなしくしな。ロシア代表」

自動拳銃を突き付けながら男はポーチから注射器を取り出し、首にそれを射ってきた。

意識が遠のく…。恐らく麻酔薬の類い…。

助けて…和也くん……。

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