第六話 仲間そして再会
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で…あなたをこんな目に…」
フェイトの表情が悲しげに歪む。
大輔「…はあ……」
大輔は溜め息を吐き、フェイトはそれに肩を震わせた。
ポンと大輔は手をフェイトの頭に置いた。
大輔「フェイト…お前は俺に無茶をするなって言ったよな?」
フェイト「うん…」
大輔「そして俺もそう言ったよな?けどお前は無茶をした。そんなに俺が頼りないか?信用出来ないか?」
フェイト「ち、違う!!違うよっ!!」
大輔の言葉にフェイトは慌てて首を横に振る。
大輔「フェイト…」
フェイト「う、うん…」
大輔「いいか…お前は1人じゃない。1人で何もかも背負おうとするな。お前には俺達がいるんだから」
アルフ「そうだよフェイト。」
ブイモン[何があっても俺達はフェイトの味方だよ。]
フェイト「皆…うん、ありがとう…」
大輔やアルフ、ブイモンの言葉にフェイトは心からの笑みを浮かべた。
大輔「よし、それじゃあ、飯にするか!!」
アルフ「でも、大輔。その手で出来るのかい?」
大輔「あ…」
フェイト「わ、私が作る!!」
アルフ、ブイモン「[え?]」
フェイトの言葉にアルフとブイモンが目を見開いた。
大輔「フェイト、お前…料理したことあるのか?」
フェイト「…無い」
フェイトが俯きながら答えた。
大輔「う〜ん…」
大輔は頭を悩ませる。
素人でも美味しく作れそうな料理…。
大輔「よし、カレーにしよう」
フェイト「カレー?」
ブイモン「はい!!」
ブイモンが身を乗り上げ勢いよく挙手する。
大輔「何だ?」
ブイモン[カレーは甘口がいいです!!]
大輔「却下」
ブイモン[ええ!?俺、辛いの苦手だよ!!]
大輔「中辛なんだし、我慢しろ!!お前のは甘めに作ってやるから!!」
ブイモン[ケチ!!]
大輔「じゃあ、お前は夕飯抜きな」
ブイモン[我慢します!!]
大輔「よろしい。アルフ、冷蔵庫からジャガ芋と人参と…玉葱の代わりに茸と豚肉を出してくれ」
アルフ「はいよ。」
大輔はアルフを見て、玉葱をカレーに入れるのを断念して、茸を代わりに入れることにした。
大輔「フェイト、ピーラーで人参とジャガ芋の皮を剥いてくれ」
フェイト「うん。」
大輔「ブイモンとアルフは肉とフェイトが剥いた野菜と茸を切ってくれ」
ブイモン[分かった。]
アルフ「はいよ」
水に浸した野菜の皮をピーラーで剥き、ブイモンとアルフが肉と野菜と茸を切っていく。
大輔は熱した鍋に油を入れ、肉を軽く焼いた後、茸、人参、ジャガ芋の順に鍋に入れて炒めていく。
水を加えて、しばらく煮込む。
灰汁を取りつつ様子見。
一旦火を止めてルウを溶かし、煮込んだら出来上がり。
大輔の目の前には普通の中辛のカレー。
隣にはブイモン専用にチョコレートと蜂蜜を沢山使った激甘カレーが置
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