暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
EpisodeV:
Usus, magnus vitae magister, multa docet
Epico1イリシアの耳に説教
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んだけど、ベッタリし過ぎで戦闘中のちょっと危ない時でも関わらず抱きついてきたりとかしてな〜」
懐かしむように語るルシル。引き合いに出されたアルフが「さすがのあたしも戦闘中に抱きつく真似はしないねぇ」って苦笑。猫と頬ずりし合ってるアリシアを、携帯電話の動画撮影モードで撮影しながら「今はどこに居るの?」ってフェイトが訊いた。
「創世結界の説明は以前したよな? 俺の精神世界に展開されている4つの世界のことを。そのうちの1つに、英雄の居館ヴァルハラというのがある。そこには何百という使い魔が居て、フェンリルやアンゲルス・アポストルスはその内の1体なんだが・・・。フェンリルだけは俺の正式な使い魔だ」
そう。ルシルはまず間違いなく次元世界で一番の使い魔持ち。魔力消費量によってはルシル以上の実力を有した使い魔――“エインヘリヤル”っていうのを召喚できるって話。どんだけ反則なんだって話だよね。
「それじゃそろそろ、着替えようか」
今日すずかの家に集まった目的、制服姿での写真撮影を実行することに。まずはわたしたち女子組からで、すずかの私室で「うっふっふ〜♪」制服に着替える。いま室内に居るのはわたし、部屋の主のすずか、そしてなのは、アリサ、フェイト、アリシア、そしてはやて。それぞれが着替え始める。
まずは、着ているパーカーとシャツとプリーツスカートを脱いで、キャミソールとショーツ姿になる。そ・し・て「おお! 待ちに待った制服〜♪」制服が収められた専用のケースの蓋を開けて、目の前に制服を掲げて見せる。
「待ちに待った、って。シャルさぁ、制服が届いたらすぐに試着とか済ませたじゃん」
同じようにキャミソールとショーツっていう下着姿になってるアリシアからそんなツッコみが入るけど、「嬉しいことには何度喜んでも良いんだよぉ〜♪」下手に反論することなくワンピースを着て、次に上着に袖を通す。上着の内に入った後ろ髪を両手でファサッと外に出す。そして最後にリボンを結ぶ。スタンドミラーの前に移動して、その前でくるっ☆と一回転。フワリと広がるスカートとわたしの長い髪。
「〜〜〜〜〜〜〜っ?」
「シャル。あんた、鏡見てニタニタ笑うの、学校じゃしない方が良いわよ?」
気分が最高潮なわたしに向かって水を差してくるアリサ。判ってるよ、学校じゃきちんとするもん。制服姿のわたし自身に見惚れるのは今日で最後にするもん。ていうか、「嬉しいんだからしょうがないじゃん」だってば。何度も言わすな〜。
「うん。シャルちゃん。良く似合ってるよ。まるで以前から着てるみたい」
「でしょ♪ まぁわたしもそんな風に感じてるんだよね。なんかこの学校の制服、初めて着る気がしないっていうかさ」
両腕を広げた上で全身を見る。すると着替え終えてた「そりゃ初めてじゃない
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