暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
EpisodeV:
Usus, magnus vitae magister, multa docet
Epico1イリシアの耳に説教
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「お邪魔します」
「はい♪・・・お着替え、お手伝いしましょうか?」
「い、いいえ。ただ着替えるだけですから」
「そうですかー。・・・・」
「・・・・」
「・・・・」
「・・・あの」
「???」
「見られていると着替えられないんですが・・・」
「女の子同士だから気にしないでください♪」
「俺、男ですからっ(涙)! ていうか、知ってますよね!?」
「「ぷふっ」」
ルシルとファリンの会話に思わず吹き出しちゃった。慌てて口を両手で覆って、気付かれちゃったか聞き耳を立てるけど、「あはは♪」ファリンの笑い声に救われたみたいで、「別に見ても面白いものなんてないですよ?」ルシルにも気付かれなかったみたい。
ベッド下から気付かれない程度に顔を出してルシルとファリンを見る。ルシルは、ファリンからケースを受け取ると床に置いて蓋を開けた。そして沈黙。ファリンが「どうかしましたー?」って訊きながら、床に置いてあるケースの入った制服を手に取って「あれ?」そう漏らした。
「女の子の制服・・・?」
「ファリンさん。間違えました?」
「い、いいえ! 中身のあったケースはそれだけで・・・」
「そう、ですか・・・。シャルかアリシアのどっちかだな。あの2人だけ姿を見せてなかったし。・・・俺の制服が無くて、女子物の制服が一着残っている。そのことから導き出される犯人は・・・シャル。共犯がアリシアだな」
即バレだった。ファリンが「どうしてですか?」って訊くと、「俺の制服を着ようと考えるのはシャルしか考えられないから」なんて迷いなく言い切った。
「そうですかー。・・・じゃあ、その制服お召しになります?」
「はい?」
「遠慮しないでくださーい。さぁ、お着替えしましょう♪」
「ファ、ファリンさん・・・? もしもーし。目が、目が、シャルやアリシアと同色に・・・!」
「なんででしょう。以前、クリスマスパーティでルシル君をお着替えさせてからというもの、ルシル君を着せ替えしたくて、したくてしょうがないんです」
ファリンが手をわきわき動かしながらルシルににじり寄って行って、ルシルはそれに合わせて後退。ルシルが「やめよう、ファリンさん。お互いに良いことにはならないかと」やんわり非難。するとファリンが「やっぱりダメですか〜?」若干涙声で訊き返すものだから、「ぅく、そんな目で見られても・・・」ルシルの強かったはずの意思が揺らぎ始めた。
『ルシルって、泣きそうな女の人には弱いよね』
『わたしが泣きそうでも平気みたいだけど?』
『シャルはほら、女の子って見られて――いひゃいっ!?』
アリシアのお尻を軽く抓ると、アリシアもわたしのお尻を抓ってきた。アリシアとお尻や頬を
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