暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス ―蒼炎の大鴉―
進撃のゴーレムV、咆哮する鴉
[4/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ァンネルがそれぞれ積まれているが、打鉄弐式にはそのての装備はない。

「それでも危険なことに代わりはない」

「問題ない。ただこいつで狙撃するだけだから」

ロングレンジビームライフルをコールし右手に保持する。もっともこれは口実だが。

「嘘つき…」

「ん?」

「和也くんが狙撃だけで戦うわけがない。中距離戦が得意な和也くんが」

見透かされていたか。

「ならお前は、死ぬ覚悟ができているのか?」

「え…」

「絶対防御のない中、被弾したら怪我じゃ済まないんだぞ」

「………」

流石に押し黙る。

「俺自身、こいつ相手だとお前を守りながら戦えるほどの余裕はない。悪いが、ここは引いてくれ」

「……なら約束して。絶対に生きて帰るって」

やっと諦めてくれたみたいだ。

「当然だ。こんなところで死ぬ気などない」

「和也、そろそろ行くぞ。あまり戦況は芳しくないみたいだ」

最近の兼次はこういうことに凄く敏感になった。サイコフレームといいこいつはニュータイプに覚醒しているのか?

「ああ、わかってる」

所詮俺は強化人間だ。紛い物が本物にかなうわけがない。それでも、出来る限りのことは成し遂げてみせるさ。

兼次がスラスターを吹かせ、先行する。

「兼次、ここは2手に別れた方がいい」

思ったより戦場は広く分布していた。

「ああ、そのようだな。じゃあ俺は一夏の援護に向かう。あいつの機体にエネルギーの余裕があるとは思えない」

「わかった、なら俺はボーデヴィッヒの援護に向かう。あそこには3機の無人機がいるみたいだ。いくらボーデヴィッヒでも厳しいものがある」

「了解だ」

そしてそれぞれの戦場に向かう。

目標まで100mを切る。ここで俺はボーデヴィッヒに通信を繋ぐ。

「ボーデヴィッヒ、聞こえているか?」

『貴様は…黒鉄だな』

「そうだ。これから援護射撃をする。出来る限り射線を開けてくれ」

俺はロングレンジビームライフルをコールし構える。

『了解した。いつでも撃て』

ライフルを1機に向け、引き金を引く。銃口から高収束のメガ粒子ビームが照射され、ロックした無人機の胸部を貫通、コアを破壊する。

『ナイスアシストだ』

「次は10秒後だ。それまでは銃身の冷却で撃てない」

『了解だ』

無人機はまだこちらを狙ってこない。余裕をもって次弾発射を待てる。

銃身の排熱溝から蒸気が上がっている。

そして10秒経過、排熱が終わり蒸気が止まる。

「次撃つぞ」

さらに別の1機を捉え照射、頭部に命中。そのまま照射しながら火線を下げ胸部のコアを貫通させた。

「あと1機だ」

その時、最後
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ