進撃のゴーレムV、咆哮する鴉
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書かれていたのは各ペアに入れられた票だった。
1位は兼次・楯無さんペアだ。まあ楯無さんは国家代表だし、前の模擬戦で兼次が俺に勝ったからこれは妥当だろう。
続いてかなりの大差で俺・簪ペア、二年・三年、デュノア・ボーデヴィッヒ、織斑・篠ノ之、オルコット・凰となっている。
「とまあ、それはさておきコメントちょうだい!まだ全員が終わってないから」
忙しい人だな。
「今回は兼次に勝ってみせる」
「お姉ちゃんに勝ちたい」
俺と簪が答えた。
「OK、じゃあ最後に写真撮るね」
俺と簪が並び、用意をする。
「はい、チーズ」
カシャッというシャッターを切る音と共にフラッシュが照らす。
「ありがとー。それじゃあ私は次行くね!」
言うなり走り去っていく。
「あまり時間がない。さっさと着替えるぞ」
思わぬところで時間をくってしまった。
「うん」
それぞれが更衣室に行く。ISスーツは着込んでいるので上の制服を脱いで軽く畳みロッカーに仕舞う。
合流し、ISを纏ってアリーナに出た。兼次と楯無さんは既に来ていた。その時…
ズドオオォォォン
地震のような震動が襲う。
そして目の前に例の無人機の強化型と思われる機体が現れる。その数12
「こいつは…マズいな」
もしあの時の機体の強化型なら一筋縄にはいかない相手だ。
「リミッター解除プログラムを使え!こいつは…」
3人にそう指示を出す。
それと同時に無人機がそれぞれ動き出す。
四方八方から降り注ぐ荷電粒子ビームをスラスターの噴射で躱していく。
簪、楯無さんも同じく躱していくが、兼次だけはファンネルバリアで防ぎながらハイパーメガライフルで狙撃をしていた。
「きりがねぇぞ、こいつは…」
兼次が悪態をつく。確かにこのままではジリ貧だ。
「兼次、ハイパーメガバズーカランチャーは使えるか?」
「1発だけならな」
「わかった。俺が注意を引き付ける。お前はその間にチャージしろ」
「了解だ」
「簪、楯無さん、兼次が奥の手を使う。奴らの注意が俺に向くように仕向けてくれ」
「わかったわ」
「うん」
右手にロングメガバスター、左手にビームライフル、シールドにビームガトリングガンを装備しミサイルユニット、リフレクタービット、プロトフィンファンネルを展開、マルチロックオンで一斉掃射する。
大量のビームとミサイルがアリーナにまんべんなく降り注ぎ、いくつもの攻撃が直撃やカス当たりしていく。
そしてその攻撃で無人機全ての注意が俺に向いた。
「兼次、今のうちにチャージしろ」
「今やってる」
兼次は既にハイパーメガバズーカランチャ
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