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DAO:ゾーネンリヒト・レギオン〜神々の狂宴〜
第二十二話
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「だが断る」
 
 まさかの拒否宣言。騒然とする場。

「……」
「えぇぇ――……」
「……」
「うわー……全く変わってない」
「……」

 因みに上からセモン、コハク、ハザード、シャノン、刹那。

 そこには、先程までのシリアスな雰囲気は綺麗さっぱり一切全く存在していなかった。

 一気にギャグ風味へと変貌を遂げた空気の中で、しかしセモン達は一抹の驚愕を感じてもいた。

 初めて――――初めて、《主》に逆らう《白亜宮》のメンバーが現れたのだ。今まで出現した《七眷王》も、《七剣王》も、グリーア達も、誰も彼も…女性しか見かけていないので『彼女ら』か……? …も《主》を『お兄様』ないしは『マスター』と呼んで、ほぼ崇拝に近い形で盲目的にしたがっているようだった。

 だが今、このガラディーンという少女は、《主》に逆らった。これは、《白亜宮》の支配から逃れられる、ということの表れなのでは――――? 現に、セモンは《主》の呪縛から解放された。

「大体ですね、起きてきて何を最初にさせられるのかと思えば人斬りですか!? 確かに好きですけど……」

 物騒なことを言いながら《主》に詰め寄るガラディーン。

 シャノンがうめく。

「うん……こんな娘だった……本当にそっくりだ……ホンモノ、なのか……?」

 それをガン無視して、玉座前では《主》とガラディーンの言い合いがエスカレートしていく。

「や、でもガラディーンたんならきっとやってくれると信じてたんだけどなぁ」
「私には私のやりたいことがあるんです! あなたに従ってばっかりは大っ嫌いです!」
「そこを何とか」
「い・や・で・すぅーっ!」

 何というか――――

「痴話喧嘩……?」
「やー、どうだろ……単に《主》が嫌われてるだけなんじゃ……」

 女が怒って、男がひたすら下手に出るという、恋人同士の喧嘩に見えなくもないが、ガラディーンからは《主》に対する嫌悪感しかにじみ出ていないような気がする。


 だが事態は、そういつまでもギャグ方面に走ってはいない。

「うへぇ……できれば穏便にしたかったんだけどなぁ……まぁいいや。結局従ってもらうわけだし」

 がっくりと肩を落とした《主》が、次に顔を上げた時――――その瞳は、()()色から、この世のそれとは思えない壮麗な緑色へと変貌していた。

 《主》の瞳が光を放つ。

「『服従しろ、《ガラディーン》』」
「……っ!? ……くあぁぁっ!?」

 緑色の光が、ガラディーンの眼にも転移していく。それは途中で()()色に色を変えていく。

「くぅぅ……ぁぁあっ……あ、う、うぅぅ……」

 段々灰色の瞳が()()色に変わっていくにつれて、ガ
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