掲げよ紫羅欄花
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ております
ちくしょう、何がトラウマ克服だ、劣化月読じゃねえか
スパルタどころの話じゃない
笑えねえ・・・笑えねえぞ先生よぉ・・・
しかも、オレとコンがあたるとは・・・なんでこうなるんだ
勝ちづらいじゃないか
「なぁシュロ」
コンが話しかけてきた
久しぶりに声を聞いた気がする
ここ最近はずっと修行三昧でお互い会えなかったからな・・・
「どうしたコン・・・あぁ、辛かったら無理せず棄権し「オレは、いつまでも守られてるだけじゃない」・・・ろ・・・?」
いきなり、どうしたんだ
静まり返る人々
意外なほど、コンの穏やかな声がよく響き渡った
「オレも守れるように戦いたい
・・・イカリも、さ
ただ守られてるだけじゃ悪夢は終わらないんだ
だから、変わらなきゃ」
悪夢
お前にとって神殿時代とやらの記憶、イカリにとっての鬼鮫との遭遇、スパイ容疑
オレの、悪夢???
「何が、言いたいんだよ」
負けること
「別に・・・そろそろ覚悟しなきゃ変われないって分かった
ただそれだけだ
・・・シュロ、お前と戦えたら良いなぁ」
守る対象と戦いたがる奴なんていないんだぞ
お前、オレがお前をどういう風に見てるか分かってて言ってやがるのか?
なぁ、お前はオレの仲間じゃねえか同士だろ?
なんで守らせてくれないんだ
なんでオレに勝たせてくれないんだ
「本選、頑張ろう」
観客から勢いよく拍手が響き渡る
あぁそうか、事前の賭け情報として俺たちが同じ班だということが知られているのか
チームメイト同士が戦うことへの決意
それに対する称賛の拍手
・・・何だろう、この気持ち
◆◇◆シナイ◆◇◆
ナルトと日向ネジの戦いが始まったのを確認して、会場を後にする
試合直前、コンとシュロがなにやら話していたが、周囲には仲間同士で戦うことへの激励としか映らなかったらしい
病院にたどりつき、イカリと合流する
さて会場に戻るかと踵を返したところでイカリが立ち止まった
「先生、蛇はどうするんです?」
「・・・このままどうなろうと流れに身を任せてみるしかないさ
お前も覚悟しておけよ」
大蛇丸が動いた後に暁が動き出した原作だが・・・
ただでさえ予選に暁が乱入してきていたんだ
今回も乱入してくる可能性だってある
そうなればイカリはトラウマがどうだと留まらせるわけにはいかない
「はい
・・・私も、俺も
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