第12話
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HF帯であり、シークラッター除去に有利なことから選定された。
A型で搭載されていたAN/APS-108は、機体が標準的な作戦高度(12,150メートル)を飛行している場合、697キロメートルの探知距離を発揮できた。C型1グループで搭載されたAN/APS-168レーダーは、探知距離を987キロメートルに延伸し、さらに目標情報処理にデジタル制御を採用、EESM装置も統合されている。これはさらに、新型発展型のレーダー情報処理装置(EARPS)を採用したAN/APS-175、低サイド・ローブ化されたAN/APA-214アンテナを採用したAN/APS-231に発展した。
C型グループ2に搭載されたAN/APS-187は、探知距離が650キロメートルに達し、2,691個以上の目標を同時に追跡可能であり、機上管制官は最大で67機の要撃機を一度に指揮することができる。
そしてD型で搭載されるAN/APY-13では、アンテナを発展型アクティブ・フェイズド・アレイ(EAESA)式にしている。このロートドームはL3COM社製ADS-61と呼称されており、使用周波数は従来通りのUHF帯(300MHz - 3GHz)であり、この周波数を使うAESA(UHF-ESA)としては世界初のものである。最大探知距離はAPS-246とほぼ同程度で、航空機に対して642キロメートル以上、水上目標に対して478km以上とされているが、探知高度は海面高度から34,971メートルまで対応しており、探知可能範囲は従来と比して250%増とされている。この性能を実現するため、APS-145では機械式走査1チャンネルのみであったのに対し、APY-17では電子式走査49チャンネルを備えている。動作モードは下記の3種類がある。
先進発展型早期警戒監視(Advanced AEW Surveillance, AAS) - 8秒間で全周360度を監視するモード。
拡張発展型セクタースキャン(Enhanced Sector Scan, ESS) - ロートドームの回転による全周監視を行いつつ、特定のセクターに対して電子的にビームを指向して拡張探知追跡を行うモード。
拡張発展追跡セクター(Enhanced Tracking Sector, ETS) - ロートドームの回転を止めて、特定のセクターにビームを集中的に指向するモード。他のモードよりも遠距離での探知が可能とされる。
またAPY-17では、離陸から5分で探知可能になるという優れた即応性を備えている。なおADS-141では、レドームも外皮を新型複合素材製とすることで、旧来のものより格段に軽量としている。
スペック
全長:19.96m
全高:7.88m
全幅:26.47m
空虚重量:22,347kg
最大離陸重量:27,
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