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転生赤龍帝のマフィアな生活
番外編:俺の…子供だと?
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しなきゃ…ダメ】
「パパが悪かったから許してくれ」
「ママも仲良くするから許してね」
【うん、わかった】

俺とイリナの二人で頭をなでなでしてやると嬉しそうに笑って許してくれた。
取りあえずだ、イリナと結婚した場合はボンゴレの未来は安泰で間違いなさそうだな。





これで全員分終わったわけなんだが……まだ一時間立ってねえのか。
座りながら、ちらりとお互いに遊んでいる俺のガキ共を見る。

【彼らをおゆるしください。彼らは何をしているのか、わからずにいるのです】

何やら祈るように他のガキを見つめるアーシアのガキ。

【ね、ねえ、これってホントにおままごとなの?】
【うん…待っててね。もう少しでご飯が出来るから】

丁寧に縛り上げられて吊るされた状態で尋ねるクロームのガキ。
そしてそんな様子を作りだした張本人であるイリナのガキはぬいぐるみを
抱きかかえながら何やらしており顔は良く見えないが
鼻歌を歌っているので恐らくはご機嫌なのだろう。

【うわー! ぞうさんだ!!】
【な、何よ。別に折り紙でこんなの折るなんて簡単じゃない】
【でも、俺、出来ないから、やっぱり凄いよ!】
【ふ、ふん! そんなに言うならこれあんたにあげるわ。
 ……べ、別にあんたの為に作ったんじゃないんだからね!】
【ありがとう!!】

何やら折り紙で遊んでいる、ヴァーリのガキにそれを眺めて感嘆の声を上げるユニのガキ
こっちはあっちと違って何ともほのぼのとした雰囲気だな。
………ミランダがシャッターが擦り切れるほど写真を撮ってなければだけどな。

【お父さん!】

ふと気づくとアーシアのガキが俺の膝の上によじ登って
そこに嬉しそうに座っていたのでその頭を撫でてやる。
こ、これはただ単に撫でやすい高さに頭があったからだけだからで、
他に意図なんかねえんだからな!!

【パパ、私も!】
【え? ねえ、まずは僕を解いてよ!】
【お父さん僕も!】
【ちょっと、待ちなさいよ! ……こ、これはパパが私が行かないと寂しがると思ったから仕方なく行ってあげるだけなんだからね!!】

そう言って駆け寄ってくる他のガキ共。
一人だけ未だに縄で腕が結ばれているので解いてやる。
そして俺の膝の上やら背中や頭の上などに思い思いの場所に乗るガキ共。
そして、シャッターを切るスピードがもはや音速を越えているのではないかと
疑ってしまうほどに写真を撮るミランダ。

そして女性陣達はその様子を微笑ましい物でも見るような目で見つめてきていた。
………普段ならイラつく視線だが今は………まあ、悪くはねえな。



そして一時間が経過してガキ共が消えた時には少しの寂しさが出て来たが……
まあ、気にすることでもねえな
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