番外編:俺の…子供だと?
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……ねえよな。
(((((いい加減、親馬鹿を認めたらどうだ(ですか)?)))))
(カッ消す!!)
〜おまけ〜
Sideバジル
それは親方様と一緒に一誠殿の家のすぐそばを通りかかった時の事でした。
「あら? 何か降ってきたわ」
「そうですね―――て、爆弾ですか!? 親方様!!」
「へ? きゃっ!?」
慌てて親方様を押し倒しその上に覆いかぶさって爆風から親方様を守ります。
それにしても…ただの爆弾にしては威力がないような気が…
いえ、それよりも親方様の安否の方が大切です!
「親方様! ご無事で!?」
「私は何ともないわよ、バジル…そ、それより」
「それより?」
何やら顔を真っ赤にして拙者を見つめる親方様。
一体なんでしょうか?
「早く、どいてくれないかしら…その…態勢がちょっと…」
そう言われて見てみると拙者が親方様の上に覆いかぶさり足まで絡まっており
その…何と言うか……とにかく色々と危ない態勢でした。
「申し訳ございません! 親方様!!」
「謝らなくてもいいわよ。あなたは私を守ろうとしてくれたんだから…それにもし、ここが部屋の中だったら私だって我慢できずに―――」
「親方様?」
「な、なんでもないわ!バジル」
「それなら、いいのですが……」
何やら再び顔を赤らめて必死に首を振る親方様は何だか可愛らしいです。
そう思っていると突如足に小さな衝撃を覚えて下を見てみると
紅色の髪をした小さな男の子が満面の笑みでこちらを見つめていました。
この子は一体―――
【お父様!】
「「…………………え?」」
突然のことに頭がついていかずにその場で固まる拙者と親方様。
その間に男の子は親方様の方に移動し―――
【お母様!】
「……私とバジルの子供?」
【うん!】
「「……………………」」
〜一時間後〜
「どこ?どこにいったの!?私達の天使は!!!」
「お、親方様!?落ち着いてください!!」
「離して!バジル、直ぐに探さないとあの子が!!」
「あ、待ってください!親方様ああああっ!!!」
その後、親方様の暴走は騒ぎを聞きつけた一誠殿から事情を説明されるまで続きました。
はあ……疲れました。
そう言えば一誠殿が親方様に『そのうち会える』と言ってから親方様の拙者を見る目が
変わったような気がするのですが、一体なんなのでしょうか?
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