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SAO:孤独の剣聖
ALO編
二十五話
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言葉を俺はよく理解することができなかった

 (死んだ?キリトは茅場に負けたのか?それならどうしてゲームクリアになったんだ?)

 俺がムーンと悩んでいるとキリトが慌てて言葉を付け足す

 「死んだって言っても負けたわけじゃないぞ。茅場と相打ちでジンからもらった剣を突き刺したんだって」

 「ああ、そういうことか…」

 (最後に託した俺の剣も無駄ではなかったんだな…)

 そう考えていると今度はキリトが俺に質問してくる

 「なんでジンは生きているんだ?」

 なんでお前死んでないの?という何とも失礼な質問であるがキリトはわかっていないのか純粋に疑問を持っているようだ

 「さあ?それならキリトも一緒じゃねえか」

 茅場を倒したキリトも俺と同じで一度HPを全損させているということなので死んでいてもおかしくないが今現在俺たちはこうして生きている

 結局なぜ俺達が生きているのかはわからなかったが結果オーライということにした

 「そうだ和人、アスナとはもう会ったのか?」

 その質問にキリトは落ち込んだ顔をする

 「アスナはまだ目が覚めていないらしい…」

 キリトはアスナがいまだ目を覚ましていないということを聞かされているらしい。どうやらアスナ先日叔父に話してもらった原因不明の未覚醒者の一人のようだ

 「そうか…」
 
 キリトは強く拳を握りこんだ。俺としても何もできないのが歯がゆいがこの件は叔父に任せてリハビリに専念するようことを決めた

 「和人、とりあえず俺たちはリハビリに専念しようぜ。SAO事件に関しては俺の知人に専門がいるからそっちに任せよう」

 「…分かった」

 キリトはいまだ浮かない顔をしていたが返事だけは返してくれた

 俺達二人は誰よりリハビリに取り組んだ甲斐もありこの病院では一番早く退院することができた


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