生態系と厨二病
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応募しようとしているのだが…。
友達がいないので良いのか悪いのか分からん。
そこで、諸君に感想が聞きたい。読んでくれ」
「小説?あ、これか」
俺は床に散らばった紙を広い集める。
内容は……ファンタジーか。
「…………………………………………」
「……い、おい、鳴滝!」
「ん?どうした比企谷」
「材木座から聞いたから分かったが、小説の感想なんだってな。
その原稿、コピーするから渡してくれ」
「ん、了解」
どうやら読みふけっていたようだ。
俺は比企谷に原稿を渡す。
「………因みに聞くが、どこまで読んだ?」
「へ?あと一枚って所だが」
「早ッ!」
「流し読みでもしたのか?」
「いや、速読だが」
「貴方って色々飛び抜けてるのね」
今までやることなかったしなぁ。
暇潰しで本読んでたらいつの間にか身に付いたスキルだ。
「どーも。
一応感想言おうか?」
「いや、後日、全員一緒に聞きたい」
「そうか?別にいいが…死ぬなよ」
「えっ!?どういう意味?」
雪ノ下辺りは毒舌吐きそうだなぁ。
うっかり自殺に追い込むくらいの勢いで言いそうだ。
翌日の放課後。
雪ノ下の寝顔をみて比企谷が危ない橋を渡ろうとしたことはさておいて。
「さて!では感想を聞かせてもらうとするか!」
材木座がドカリと椅子に座って腕をくむ。
そう言えばあれ、厨二病って言うんだってね。
俺、はじめて知ったよ。
「ごめんなさい。私こう言うの良く分からないのだけど」
「構わん!盆属の意見も聞きたかったところでな。
好きにいってくれたまへ!」
あ、終わった。
「そう、詰まらなかった。
読むのが苦痛ですらあったわ。想像を絶する詰まらなさ」
「ゲッフゥ!?
さ、参考なまでに…どの辺が詰まらなかったのか…御教授願えるかな…?」
「そうね、まず文面が滅茶苦茶ね。
何故いつも倒置法なの?てにをはの使い方しってる?
小学校で習わなかった?」
「ぬぐぅぉはぁ…それは平易な文体で読者に親しみを…」
「それは最低限まともな日本語が書けるようになってからではないの?
それにルビだけど、誤用が多すぎるわ。
能力にチカラなんて読み方は無いのだけど。
聞くのだけど、この『幻紅刃閃』はどこから来ているの?」
「ち、違うのだ!最近の小説はルビに特徴を…」
「ここでヒロインが服を脱いだのは何故?
必要性が皆無よね。白けるわ。」
「ヒギィィィ!そー言う要素が無
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