第五章 楽園
第14話 支配者
[7/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
な無事ってことが分かったから良しとしよう。
琴里「で、どういうことなの、士道」
士道「どうって……」
士道は今までの経路のことを全て話した。凜袮がいなくなってることも。
琴里「凜袮が?……それは心配ね。それで?他に気づいたことは?」
その時、
士道は園神凜袮とルーラーの二つの顔が浮かんだ。
まさか……な。
士道「いや………何も、ない……よ」
琴里「………ま、そういうことにしてあげるわ」
だが、
まだいくつかだけ分からないことがある。
ルーラーの目的。
上条当麻の真意。
……確か、ルーラーはこう言っていた。
″真実を知る他なかった″……と。
その言葉を聞いて一方通行は言っていた。
″あの右手が絡んでいるのか″……と。
確かに俺は上条の右手には驚かされた。
十香の斬撃も打ち消し、四糸乃の氷の結界も打ち消し、そして狂三戦では右手がドラゴンにもなった。
俺は十香達を助けるのに精一杯で、結局右手のことはずっと聞いてなかったんだ。
もしかしたら、あの右手はーー
と、何か解けそうな気がした瞬間。
ぐらっと、身体が揺れた。
士道「な、何だ……!?」
正確には士道だけではない。地面全体が揺れていた。
琴里「士道、時間がないわ。行くわよ。敵の城へ」
みんなが頷く。新天宮市タワーでルーラーが待っていることに。
琴里「本当なら、再生能力がないあなたに行かせたくはないのだけれど……ルーラーが精霊なら封印できる可能性があるしね」
士道「そうだな。目指すは新天宮市タワー。あそこにルーラーが待っている!」
顔を引き締め、そして気合を入れた。
狂三「その前に、あの結界をなんとかしないといけませんわよ」
士道「結界?」
琴里「さっき試したんだけど、新天宮市タワーの周りには外壁に結界が張ってあるの。それが外敵の進入を拒んでいるわ」
狂三「結界の要を破壊しないと前には進めませんわ」
士道「結界の要……って覚えてるのか狂三!?それに十香と折紙も……」
十香「結界とはあのタワー前のモニュメントのことだろう?」
折紙「池の取水塔で変な敵に襲われた。あれも要?」
狂三「ラストは神社ですわね。この三点が結界を支えている要、なのでしょう?」
琴里「そうね……」
そう言った時、
琴里は霊装姿になった。
琴里「役割分担が必要ね」
もちろんそれは結界の要を壊す分担。
タワー前のモニュメントは四糸乃とよしのん。
取水塔は折紙。
神社は狂三。
琴里、十
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ