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とある3人のデート・ア・ライブ
第五章 楽園
第14話 支配者
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な無事ってことが分かったから良しとしよう。

琴里「で、どういうことなの、士道」

士道「どうって……」

士道は今までの経路のことを全て話した。凜袮がいなくなってることも。

琴里「凜袮が?……それは心配ね。それで?他に気づいたことは?」

その時、



士道は園神凜袮とルーラーの二つの顔が浮かんだ。

まさか……な。



士道「いや………何も、ない……よ」

琴里「………ま、そういうことにしてあげるわ」

だが、

まだいくつかだけ分からないことがある。



ルーラーの目的。

上条当麻の真意。


……確か、ルーラーはこう言っていた。



″真実を知る他なかった″……と。



その言葉を聞いて一方通行は言っていた。



″あの右手が絡んでいるのか″……と。



確かに俺は上条の右手には驚かされた。

十香の斬撃も打ち消し、四糸乃の氷の結界も打ち消し、そして狂三戦では右手がドラゴンにもなった。

俺は十香達を助けるのに精一杯で、結局右手のことはずっと聞いてなかったんだ。



もしかしたら、あの右手はーー



と、何か解けそうな気がした瞬間。


ぐらっと、身体が揺れた。


士道「な、何だ……!?」

正確には士道だけではない。地面全体が揺れていた。

琴里「士道、時間がないわ。行くわよ。敵の城へ」

みんなが頷く。新天宮市タワーでルーラーが待っていることに。

琴里「本当なら、再生能力がないあなたに行かせたくはないのだけれど……ルーラーが精霊なら封印できる可能性があるしね」

士道「そうだな。目指すは新天宮市タワー。あそこにルーラーが待っている!」

顔を引き締め、そして気合を入れた。

狂三「その前に、あの結界をなんとかしないといけませんわよ」

士道「結界?」

琴里「さっき試したんだけど、新天宮市タワーの周りには外壁に結界が張ってあるの。それが外敵の進入を拒んでいるわ」

狂三「結界の要を破壊しないと前には進めませんわ」

士道「結界の要……って覚えてるのか狂三!?それに十香と折紙も……」

十香「結界とはあのタワー前のモニュメントのことだろう?」

折紙「池の取水塔で変な敵に襲われた。あれも要?」

狂三「ラストは神社ですわね。この三点が結界を支えている要、なのでしょう?」

琴里「そうね……」

そう言った時、


琴里は霊装姿になった。


琴里「役割分担が必要ね」

もちろんそれは結界の要を壊す分担。

タワー前のモニュメントは四糸乃とよしのん。

取水塔は折紙。

神社は狂三。

琴里、十
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