第五章 楽園
第14話 支配者
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ラーは消えて、元の世界へと戻ってきた。
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だが、
そこは、天宮市は、
まるで別世界のようだった。
川や、木や、建物や、地面が、世界が、赤く染まっていた。
その中で一番変化を遂げていたのは新天宮市タワー。
赤く染まるだけではなく、大木の根っこのようなものがタワーに絡みついている。
そして、その天辺には赤い球体が空に向かって光を放っている。
士道「あれは……新天宮市タワーなのか……?って、みんなは!?さっきから凜袮とも離れ離れだし……」
無事……だよな、凜袮……
そうだ、そうに決まってる。まさかあの凜袮がーー
琴里「士道!戻ってこれたの!」
振り向くと、そこには琴里がいた。
霊装を解いた状態で。
琴里「みんなは無事よ。でも天宮市がおかしいわ。特に新天宮市タワーは特に、ね」
士道「そうだな……」
狂三「あら?心配ごとはそれだけでして?」
士道「狂三……今は味方って考えていいのか?」
狂三「少なくても、今の当麻さんよりは信頼できると思いますわよ。もちろん、信頼してくれなくても構いませんけど」
言われてみればそうだ。未だに上条の目的も分かってないし……
士道「分かった。俺はお前を信じる」
狂三「……どういう心境の変化かは知りませんけど、それはそれで構いませんわ。それより、あなたはどうするんですの?いつまでも睨まれていては疲れてしまいますわよ」
狂三が見ている人物は、琴里だった。
琴里「士道がそう言うなら何も言わないわ。利害が一致している間は信用してあげる」
狂三「そうですの」
と、突然。
狂三と琴里の間を切り裂くように出てきた人物がいた。
十香「士道!大事はなかったか?」
霊装姿の十香だった。
士道「俺は大丈夫だ。十香も大丈夫か?」
十香「うむ!」
士道「そうか。なら良かった。四糸乃とよしのんも大丈夫か?」
四糸乃「はい……!士道さん、が……無事で、良かった……です……!」
士道「おう。よしのん、四糸乃のこと、頼んだぞ」
よしのん『全く……調子がいいんだからー。ま、よしのんがいるから大丈夫だけどね』
その言葉を聞いて、士道は笑みを浮かべた。
士道「折紙も……なんか巻き込んじまってゴメンな」
折紙「構わない。ルーラーが精霊ならやる事は同じ」
ASTの服に武装した折紙はとても頼もしく見えた。
士道「佐天さんと一方通行は大丈夫か?」
佐天「大丈夫ですよ」
一方「その言葉、誰に向かって言ってンのか分かってンのかァ?」
士道「お、おう……」
と、とりあえずみん
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