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とある3人のデート・ア・ライブ
第五章 楽園
第14話 支配者
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しのん

狂三

琴里

折紙

佐天

一方通行




このメンバーがここに集結していた。


琴里「危なっかしくて見てられないわ」

精霊姿になっている琴里が呆れるように言った。

士道「……悪かったな。でもどうして……」

そして、この状況に一番驚いているのは、士道ではなかった。

?「何故……どうやってここに……〈凶禍楽園(エデン)〉に干渉できるはずが……」

夢の中の女はとても驚いていた。

十香「全ての元凶があいつなら、さっさと倒すぞ!」

琴里「そうね。精霊達の暴走も止まるしね」

勝手に話を進められたが、士道はそれよりもやることがあった。

士道「ま、待ってくれ!もう少しだけ時間をくれないか?俺は何も知らないままで終わりなくないんだ!」



自分を狙う目的を知ることを。



十香「む、シドーがそういうなら……」

琴里「こういう時だけ頑固なんだから」

士道「悪いな……」

士道は女の方へと向き直り、そして言った。

士道「お前は何者だ!?何故俺を狙う!?」

夢の中の女は、ゆっくりと呟くように答えた。

ルーラー「我が名は〈支配者(ルーラー)〉、この楽園を管理する、神たる存在……」

士道「神……」

ルーラー「そして、あなたはここで何をしてもいい。十香と契りを結んでも、琴里と並び歩くことを選んでも、折紙の傍にいることを誓っても、四糸乃との日々を過ごしても、狂三と一緒に生きることを誓っても涙子と一緒に学園都市で暮らすのも……いい」


っ!?



何故かは分からないが、全てのことが記憶にある。



俺は最近ずっと凜袮だけを見ていたような気がしていた。

だが、


″それと同じ日に別の誰かもずっと見ていた″



それは、

十香、四糸乃、狂三、琴里、折紙、佐天。

全員だ。



一度、6月24日から今日までの出来事を全て体験したんだ。


それは、全てルーラーの手によって″なかったことにされた″


それでも頭のどこかで残っていたんだ。


それが凜袮の時のデジャヴだろう。

そして、恐らくみんなも……


十香「な……シドーと分かち合った?……この記憶は……?」

琴里「士道が、私を選んでくれた……?」

折紙「不思議。士道の暖かさが残ってるような気がする」

四糸乃「士道さんと一緒、に……がんばり、ました……」

狂三「士道さんは、私に……たくさんのことを教えてくれましたわね」

佐天「何で私、士道さんと……」

士道「みんな、覚えて……!?」

一方「………何がどうなってやがる?」


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