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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
二十四章 幕間劇
まともな会話×麦穂の初めて
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に飛んで来るので、久々だな〜と思った。こうやって歩くのは、紫苑と璃々と桔梗との散歩みたいな感じだ。最も璃々ちゃんは成長は止まっているからか、朱里達の手伝いをしているし今頃拠点にてルシファー達の相手をしているに違いない。

「こうして平和な里を眺めていると、日々の戦が遥か遠い国の出来事のように思えます」

「まあな、実際は大戦が俺達を待っているけれどな」

「はい・・・・ですが、今は・・・・しばしの間・・・・」

再会を喜び合うでもなく、言葉数も多くはないし足りないかのように思えた。気まずくはないから、大丈夫のはずだけど。雄大な自然に囲まれた里を二人で歩いているだけで、安らぎに満たされるし、自然を取り込む事で精霊たちとの力を繋ぐ事ができる。そしてどれほど時間が経ったかは知らんが、夕方になった御勅使川の川原にいたけど。

「麦穂、こうやって面と向けて言うのもおかしいが・・・・久しぶりだな」

「はい。いつご挨拶が出来なくて困っていたのですが・・・・一真様。まこと、ご無事で何よりでした」

畏まってお辞儀をする麦穂だった、まあ最初俺は大天使化となって挨拶をしていなかったからな。こうやって目と目を合わせた挨拶は久々だった。

「麦穂もね、無事で何よりだった」

「越前や甲斐での日々はお辛くなかったですか?」

「平気だ、何より俺には仲間がいる。長尾も武田もよくしてくれたし、織田家の皆と会えなかったのは寂しく思っていた。たまに寝る時は皆の顔を思い出しながら寝ようとしていた。特に麦穂の顔とかな」

「っ・・・・そんな・・・・お戯れを・・・・」

麦穂は頬を赤く染めるが、分かりやすいなあ〜と思った。壬月にこう言っても赤くは染まらないけど、麦穂は純粋だからか。

「冗談を言ってどうする?本当の事だ」

「・・・・・本当ですか?」

すると黙って俺の顔を見るというより、目を見ていたかもしれない。だけど信じられないと言われた後に麦穂よりも思い出すなら他に良い人がいるのと、上空から監視している船からすぐに顔を見れるだろうと言われた。

「事実を言ったまでの事だ、俺は真面目に言っているんだ」

「ですが・・・・やはり、お一人になって思い出すのは、愛しい御方の事ではないですか?壬月様だって・・・・」

そこまで言うとまた口を閉じてしまうから、先ほど壬月と話していた事を全部聞いていたのかを訪ねた。そしたら見事に当たり聞いていたらしい。

「は、はい・・・・申し訳ございません。決して立ち聞きするつもりではなかったのですが、たまたま、門を出ましたところお二人が話をされていましたので・・・・」

「そうかぁ〜」

金ヶ崎の前で壬月と二人で過ごした事・・・・どうやらあの時の会話で知られてしまった様子だった。確か
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