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ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
追憶-レミニセンス-part1/恋するルイズ
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ると、怪獣とウルトラマンが現れる以前に彼らのことをあらかじめ知っていた。
ということはやはり、元は弱小組織だったと噂されたレコンキスタが急激に強くなり王政を圧倒したのは、何者かがハルケギニアとは全く異なる世界の技術を用いてレキシントン号を究極的な兵器に改造し、怪獣を使役する力を与えたということになる。
一体誰が、何のためにあのような憎き恥知らずの叛徒たちに…?平和を乱していったい何が楽しいというのか。
しかし、そのことが完全に頭から消えてしまうような報告が記されていた。
『ウェールズ皇太子が、生きておられました。ですが…今でも信じられない事実です。今のあのお方は…このような言い方をするべきではないのでしょうが…』


――――人ならざる者と化していました。




「チップレースの優勝は、ルイズちゃんに決定!」
その頃の魅惑の妖精亭。チュレンヌが逮捕されたことでチクトンネ街に一時の平穏が戻った。それは魅惑の妖精亭の店員たちも同じで、チュレンヌにかどわかされていた平民の女性たちも家族や友人たちの元へ帰ることができた。
そして今回の事件の解決に貢献したルイズに、チュレンヌ逮捕による報奨金が与えられた。その金額はチップレースでダントツ一位だったジェシカの溜めこんだチップの数よりも、数えるまでもなく圧倒的な額だった。ルイズは、これはチュレンヌを捕まえた際で手に入れたものだから、チップレースとは無関係だと言って優勝を辞退しようとしたが、それでもサイトを含め、ルイズに礼をしたい妖精亭のみんなは優勝の栄誉を与えたいと願い出た。結局みんなに押された彼女は優勝を受け入れ、例の魅惑の妖精ビスチェの着用権利を与えられたのだった。

さて、借りた屋根部屋に戻り、このビスチェを着用する権利を与えられたのはいいが…。ルイズは迷った。こ、こんなはしたない恰好をするのか!?と。このビスチェにはどんなサイズにもフィットし、さらにあらゆる男を虜にする魅了の魔法がかけられていた。これを着用すればチップを稼ぎ放題。着た女の子にはそれだけの恩恵が与えられるだ。しかし、こんな恰好をエレオノール姉さまや母様に知られたら殺されるだろうし、私の貴族としての沽券にかかわる!……でも、ルイズはそれをぽいとはできない。これはお世話になった妖精亭のみんなの感謝の気持ちが込められてもいる。それを無下にできなかったからこうして借りたのだ。
それに何より…この格好でかわいらしく化けた自分の姿を、見てほしいと願っている男がいる。紛れもなく、それは自分の使い魔、サイトただ一人。こんなはしたない姿はサイト以外の男には見せられない。そこで…ルイズはジェシカに一つ願い出た。
「あの、ジェシカ」
ジェシカは自室にて、熱を出したハルナの看病に当たっていた。チュレンヌの事件当日も熱を出しており、アン
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