第8話
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とその専属メイド2名と共にプライベートジェットでオアフの地に降り立った。
「お父様、今回はどのような用事で私と一緒に来てますの?」
と幼いセシリアが父に聞いてみた。すると父は、優しくセシリアの髪を撫でながら、
「ああ、この地で新しいビジネスを始めようと思ってね。その視察が表向きだが、本当は、久しぶりに二人でのんびりと旅行したいからな」
と優しい笑みが太陽に反射して輝いていた。すると、メイドの一人が
「ええ〜、マヤもセシリアと遊びたい」
と、赤ずきん風のメイド服を着た少女が、ごね始めたがもう一人の眼鏡を掛けた本格的なメイド服を着た女性が、
「こら、マヤ。はしたないですよ。私たちは、オルコット様の護衛も兼ねているのですよ」と掛けていた眼鏡の弦をクイッと挙げて、怪訝そうな声をかけた。
「ありがとう、レパルス、マヤ。でも、おまえたちもあまり無茶をせず楽しんでほしいんだよ。それに、他にも来ているんだよね」
とマクレーンは、メイドの二人に感謝を述べた後、優しく聞いた。
「さすが、旦那様ですね。ええ、他にもヴァンが居ますよ」
と、レパルスは降参しました。という風に本音を言った。
「お父様、迎えの車が来ましたよ。早く乗り込みましょうよ」
とセシリアが小走りに迎えの車に向かっていく中、マヤが、
「ああ〜、待って下さいよ〜。お嬢様」
と追従するようにマヤも小走りに向かっていった。
「やれやれ、お転婆に育ってくれたなあ、わが娘は。さて、迎えを待たせては不味い。では行くとしようか。レパルス」
「はい、旦那様」
と優しい慈愛に満ちた笑みを浮かべながら、レパルスと並んで送迎車に歩み寄った。
此処で補足するが、此処に出て来た。マヤ、レパルス、ヴァンの三人は、それぞれ、高雄型3番艦摩耶、レナウン級2番艦レパルスであり、霧の艦隊のメンタルモデルである。但し、ヴァンは正式名称アドミラルティV級一番艦である『ヴァンパイア』である。
其々の立場の人たちが、其々の宿泊場所に宛がわれたホテルに向かい、今夜行われるそれぞれの立場の人が一堂に会い見えるレセプションパーティーに出席するための準備をしていた頃、ハワイ諸島沖合約10キロにある無人島に目を向けてみる。
その島は、完全な無人島であり、元々米軍が射爆上にする予定だったが、その島には、ある種の強力な磁場を発する鉱石が多数埋積してあり、その影響は、軍民問わずの電子機器を混乱させるために、米軍すらも手が出せない状態だった為に手つかずのままに放置されていた。その島にある日本人が足を踏み入れていた。
「へー、「天災」は、こんな処に居るんだ、ありがとう、『ミッドナイト・ギャオス』」
と木々の間の枝で休んでいた一匹の異形な鳥に少女が話しかけた。そう、この「ギャオス」と言われた鳥は昨
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