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外伝 銀河英雄伝説〜新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)
追憶 〜 帝国歴486年(中篇) 〜
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る。
ヴァレンシュタインと国務尚書との関係を重視すべきだな。ブラウンシュバイク、リッテンハイムの二大外戚の抑制と体制の改革、それを結びつければリヒテンラーデ侯を動かせるとヴァレンシュタインは判断したか……。或いは国務尚書、軍務尚書の二人がミューゼルとヴァレンシュタインを分断し取り込みを図っている、その可能性も有る。
うーむ、ミューゼルを無力化しつつ外戚を牽制する。有りそうな話だ、国務尚書と軍務尚書、二人とも喰えない事では定評がある。一番厄介な男を味方にする事で自分達の影響力を高めようとしているのかもしれん。そして現状はそのようになりつつある。ヘルトリングに国務尚書、軍務尚書の動きを探らせるか。主としてヴァレンシュタインの動きとどう連動するかという観点からだが……。
徐々にだが情勢は煮詰まってきたな。ミューゼル、ヴァレンシュタインの一件では私も意見を求められる筈だ。さて、どう動くべきか……。ミューゼルの排除、これは問題ない。問題はヴァレンシュタインだ。この男をどう扱うか……。いささか力を付け過ぎたようだ。力を削いでおとなしくさせる、そして帝国の役に立てる、そういう形に持っていくのが上策だろう。しかしこちらの制御を嫌うようであれば、その時は……。
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