第五章 楽園
第13話 自問自答
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凜袮にプレゼントすると誓ったのであった。
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結果は分かってると思うがクレーンゲームはそう甘くない。たかが二回ごときで手に入れるほど簡単ではないのだ。
凜袮「惜しかったね……」
士道「まあ、別にいいけどな」
とかいいつつ、どこかションボリしているのが見えた。
上条「(俺、絶対いる意味ないだろ……)」
完全に二人の世界に入られた上条はいつ帰るか悩んでいた。
士道「次はどこに行く?」
凜袮「士道のお気に入りの場所……ってある?」
士道「ま、まあ……無いことはないけど……」
凜袮「じゃあそこにしよ!絶対そこがいいって!」
士道「お、おう……じゃあ行こうか」
凜袮「うん!あ、当麻。逃げ出しちゃダメだよ?ここまで来たんだから、最後まで付き合いなさい!」
上条「不幸だ……」
そして、
3人はあるところへと向かった。
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着いたのは高台公園だった。
凜袮「いい眺め……」
士道「そうだな……」
上条「……」
そのあとはしばらく会話はなかった。
話すことがないのか、それとも景色を堪能しているのかは分からないが、どこか気まずい雰囲気も漂っていた。
士道「なあ凜袮?」
凜袮「ん?なあに?」
士道「今日始めて言ってくれたな。自分がしたいこと」
凜袮「え?……あ、私……わがままだったかな?」
士道「その逆。嬉しかったんだよ。俺だけがわがまま言ってたらデートしてて面白くないって言うか……」
その瞬間、
凜袮の顔から笑顔が消えた。
凜袮「どうして……ダメなの?」
彼女はポツリと呟いた。
士道「……え?」
凜袮「士道が好きなことをするのは……どうしてダメなの?士道が楽しいなら私も楽しいんだよ?それだけで満足なんだよ?どうして、分かってくれないの……幼馴染なのに……」
士道「ご、ゴメン……」
上条「凜袮……」
気まずくなったところで今日のデートはお開きとなった。
士道は少し疑問に思っていた。
凜袮は無理しているんじゃないかと……
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夜中。
上条の部屋にて。
琴里「今日あることが分かったわ」
上条の部屋にて集められた四人は琴里の精霊の調査の報告を聞くことになった。
琴里「昨日と今日、ある特定の時間にぐっと不安定になったわ」
佐天「ある特定の時間?」
琴里「そ。それも16時ごろね。その霊波パターンを中心に令音に分析してもらってるんだけど……不思議なのよね」
上条「不思議?」
琴
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