暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス ―蒼炎の大鴉―
機体強化計画
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ヴン社が今まで開発してきた多数のビーム兵器からいくらかを搭載することになったのだが、その量があまりに多く、それも実際に試してみながら検討するということだからかなりの時間がかかる。

「とりあえずライフルから試してみようか」

ライフルだけでも11挺はある。

ショートバレル型4挺、多機能型1挺、ロングビームサーベル搭載型2挺、高性能タイプ2挺、超高出力型1挺、2連銃身型1挺といった具合だ。

ビームライフルを構えた楯無さんが分厚い金属の的を撃っていく。

中には超高出力型ことビームマグナムがあり、そのバカでかい反動に驚いたりもしていた。

正直なところ、俺でもビームマグナムは使いこなせる自信がない。

全11挺を撃ち終え、ピットに戻ってくる。

「どうでした?」

兼次が訊ねる。

「とりあえずこれを候補にするわ」

選ばれたのはショートバレル型1挺、多機能型、高性能タイプ1挺だった。流石にビームマグナムは使わないか。

これだけでも30分はかかった。

「次は近接武器ですね」

今度はビームサーベル(規格品)、ハイパービームサーベル、ビームツインスピア、ビームサーベル(カスタムタイプ)、ビームダガーだ。ちなみに規格品以外はいずれもクセの強い装備であり、扱いは難しい。

それらを搭載したミステリアス・レイディで再びピットを出る。

多数の的を切り裂き、そして帰還してきた。

「ダガータイプとツインスピアを貰うわ」

また扱いづらいものを…。と思いつつも否定は出来ない。現に楯無さんは巧く使っていた。ダガーは近接武器としてだけでなく、投擲武器としても使ってみせ、ツインスピアはその可動軸を使いこなしていた。

ここでかかった時間は24分、やはりそこそこかかる。

最後は特殊兵装だ。

10km単位の相手を狙撃可能なロングレンジビームライフル、固定式で高威力のビームキャノン、取り回しが難しいものの高威力のビームを連射できるビームバズーカ、戦略級メガ粒子砲台メガバズーカランチャーなどのいくらかが候補として挙がった。しかし、単純に楯無さんの好みじゃなかったので採用されなかった。

その後、追加された5つのビーム兵器をインストールし作業が終わる。

ちなみに改修にかかった費用だが、父さんがきっちりロシア政府に請求するとのことだ。

帰りにファミレスで夕食をとり、帰ったら時刻は午後7時過ぎ、門限的に危なかった。

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