第六章 正義の在り処編
第百八十八話 『クーデター』
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しばらく黙っていたジグルドは、
『………さて、分かってもらえただろうか。私の目的は最強評議会やそれに関わったであろう者達の粛清だ。そのための今回のクーデターである。
時間は24時間! もし要求が呑めない場合は三提督の身は………さて、どうなるだろうな?』
そこでジグルドは邪悪な笑みを浮かべる。
「くっ! やられた!」
『ガンッ!』とはやては拳を叩きつける。
悔しがるはやてをよそにジグルドはまだ続ける。
『仮にこの要求が呑めない場合は、守りが薄手になってる無関係の地域に配置したキリングドールを暴れさせる!!
なお、この要求とは関係なく私の部隊であるブリューナク隊のメンバーとキリングドールの混合部隊で約二時間後に一斉に最高評議会の残党が潜んでいるだろう施設に攻撃を開始する。家族を巻き込みたくなければ……素直に出てくるのだな。
さて、私からは以上だ。諸君らの誠意ある返答を期待している!』
それで画面は切れて映らなくなりスクリーンは通常にまで戻される。
だが、そんなことなど今は気にしている余裕はもうすでにない。
これから各地で最高評議会関係者に対しての市民達による暴動が起きることは予想に難しくない。
……下手をすればキリングドールが各地で暴れまわる。
状況としては最悪な事態だ。
「でも、まだや! まだ間に合う! ジグルド提督を必ず説得する!!」
はやては説得できるだろうことを願うのであった。
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