束「よ〜しゴーレム送っちゃうぞ〜。え?送ったら一緒に寝てくれない?イヤだ!」
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れに同意した。一夏は少し脱力しながらも黒焔を消して白式の切り札である剣『雪片弐型』を展開した。
「……まあお前の強さは心に褒めて貰いたいとか一緒に出かけて欲しいとかそういう物によるからなぁ………取りあえず俺はお前に勝たせて貰うぜ!!」
「やってみなさい!!」
「越えて見せるさ!!」
「「おおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」」
互いの意志の強さを示すような大声と共に激しい剣の鍔迫り合いが始まった。火花が飛び散り地面には斬撃で出来たと思われる跡が多く出来、猛烈な戦いが起こっている。客席のギャラリーはその一進一退の攻防に言葉を失い固唾を呑んで見守っている。
「いい加減に倒れたら如何なの!?」
「負けるかよ!!俺は、勝ぁあああつ!!」
強固な意志が身体を突き動かし腕を振るう速度も更に速くなっていく。もしも今振るっているのが黒焔ならば炎は最大までに大きくなっているだろう、だが雪片弐型は白式の象徴であり一夏にとっても思い入れの大きい武器。それを使用して勝つっと言う事には普通に勝つよりも大きな意味があるのだ。
ここで一夏はバク宙を後方へ引いた、鈴は好機と衝撃砲の準備をするがここで一夏がグンと加速し鈴へと接近した。
「イ、瞬間加速(イグニッション・ブースト)!?」
ISの後部スラスター翼からエネルギーを放出、その内部に一度取り込み、圧縮して放出する事で爆発的な加速をする技術の一つ。一夏はこのテクニックを千冬から教えられ、どのような場面で使用するか考えていた。実力が劣る自分がどうやって強敵を打ち倒せば良いのか、これを有効活用出来ないか。ならばこれを使用して不意を付き、零落白夜で仕留めれば良いと結論に至ったのだ。対策されてしまえば返り討ちになりやすいだろうが、初見の相手にとっては十分な脅威となりうる。
「うおおおおおおお!!貰ったあああああああああ!!!」
「ちぃいいいいい!!!」
舌打ちをしながらも鈴は衝撃砲を発射。それを喰らいながらも一夏は止まらない、その加速が付いたまま零落白夜を発動させ、鈴を大きく切り裂いた。それと同時に試合終了のブザーが鳴り響く、どちらかのSEが底を付いた証拠だ。一体どっちが勝利したのか、心も緊張していた。
『織斑機、鳳機、両機ともにSEエンプティ。よって今試合は引き分けとします!!』
ワアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!今日一番の歓声が響き渡り、その声はIS学園の外からでも聞こえるほどの大歓声となった。
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