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扉の向こうの物語 
炎の精霊王
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の人を言うのかな?胸あるから女の人だよね)

俺がボーっとしていたが、炎竜は未知なる女の登場にも構わず炎の刃を飛ばしてきた。

「危ない!」

怖くはなかった、勝手に足が動いて気が付くと炎に飛び込んで行っていた。
どんどん目の前に近づく、後悔はしていない。

「ほぉ、いいねぇ気に入ったよ、この力貸そうじゃないか」

そう言うとアカネに向かっていた炎は全て女の方に軌道を修正、そのまま吸い込まれてしまった。
この現象にさすがの炎竜も驚きたじろいでいた。

「おい、お前名前は?」
「え?えーっと..あぁ、アカネだ!」
「アカネか..フフフますます気に入った、よしアカネ!」


聖なる入口〈ディバインゲート〉

炎の精霊王と炎を灯す者

運命が廻り始めた瞬間だった。

「やるぞ!」
「おう!!」



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