ニュータイプ
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
ある日の放課後、俺と兼次は第四アリーナに来ていた。久々に模擬戦をしたいらしい。
俺たちが模擬戦をするとわかると周りの生徒は皆引いて観客席の方に行った。見たいのだろうか?
その中には織斑ハーレムや簪、楯無さんもいた。
気を効かせてくれた1人がブザーを鳴らしてくれた。
そのブザーを合図に模擬戦が始まる。
俺はスラスターを吹かせ後方に下がりながら専用ビームライフルを構え、ビームと実弾を放つ。
兼次は肩部のスラスターを噴射し右に回避しながらビームライフルをバーストモードで速射し応戦してきた。
それを躱しつつファンネルとリフレクタービットを射出、リフレクタービットを自身の周辺に展開しながらファンネルを接近させ、ビームの散弾を吐き出させる。
片方は完全に躱され、もう一方は即座に展開されたファンネルバリアで防がれる。
「次はこっちから行くぞ」
Hi-νの胸部が緑の燐光を放ち始める。それと同時にファンネルがこちらへ向かってくる。
6基のファンネルによる波状攻撃を行いつつ兼次はハイパーメガライフルとハイパーメガシールド内蔵の大型メガ粒子砲で狙撃してくる。
それをしつつ兼次はこちらの銃撃を躱していた。
「サイコフレームの力か…。まさかこれほどとはな」
緑の燐光――サイコフレームの発光が始まった時から兼次の動きは一層鋭くなった。
今はまだリフレクタービットで防げているが、このままでは押し込まれるだろう。
「なら…出し惜しみはなしだ」
NEWTYPE-INJECTION-TRACE-REFORMED-OLDTYPE
各関節部と胸部排熱溝から蒼炎が吹き出し、バイザーが緑から赤に染まる。
スラスターを垂直に噴射し真上に上昇、左手にロングメガバスターを装備、シールドにビームガトリングガンを装着し、トップアタックを掛ける。
撃ち出される大量のビームが兼次の頭上から降り注ぐ。そして左右からビームの散弾が吐き出させる。
兼次は回避行動をとるが、数初は当たる。それでも兼次はメガバスターとビームライフルは躱していた。
このままいけるか?いや、まだだ。この程度のはずがない。
突如、Hi-νのサイコフレームの輝きが強まり、光が広がる。
光がアリーナ全体を覆った時、ファンネルとリフレクタービットの制御が効かなくなる。
そしてそのファンネルは俺に向かってきた。
ジャックされたか。
理論上は可能とされているビット兵器の制圧。それを兼次はサイコフレームの力で成したのだ。
形成は一気に不利になる。
相手は手数と防御手段を獲得し、逆に和也はそれを奪われた。
俺は挟撃と防御手段を失った。かなりマズいな…。
兼次は更なる猛攻を仕掛けて
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ