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インフィニット・ストラトス ―蒼炎の大鴉―
ニュータイプ
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くる。

計12門のメガ粒子砲と多数のミサイルを使用し、さらに強固な防御手段を保有したHi-νはまさに音速で動く難攻不落の要塞だ。

常識的に考えて勝ち目はない。全てのエネルギー質を無効化する零落白夜なら話は別だろうが、それでさえ多数のミサイルは防げない。

今のHi-νは現行全ての兵器を凌駕する存在となった。

さて、現状をどう打破するか…。

今の俺の手持ちはビームライフル5挺、ロングメガバスター1挺、バズーカ1挺、ビームガトリングガン、メガマシンキャノン各2挺、ビームサーベル2本、炸裂ボルト。それとハイメガキャノン2発、ビームスマートガン10発か。

打撃を与えられるのは12回。

ビームを躱しながらビームライフルで牽制していく。だがどこかで打撃を与えないとそのまま負けてしまう。現に何発か直撃弾を食らっていた。

賭けてみるか…!

ほぼ真下を向き急降下、地面スレスレで上を向くように回転しながら停止、そしてハイメガキャノンで凪ぎ払った。凪ぎ払われたビームは全てのファンネルに命中、焼き尽くした。

これで少しはマシになった。だがまだ兼次にはリフレクタービットが残ってる。

リフレクタービットは膨大な出力を誇るビームスマートガンをも反射させるほど強力なIフィールドを形成できる。さらに特殊な光のフィールドにより実弾さえも防ぐ。現行最強の防御兵装なのだ。

だがリフレクタービットは1面にしか張ることはできない。そこを突けば…

俺はビームを躱しながら追加ブースターを装着、ビームスマートガンを装備し攻勢に出た。

スラスターを最大で噴射する。一瞬で機体はマッハ12に達し、Hi-νの背後をとる。

兼次はすぐさまリフレクタービットを動かすが、俺がビームスマートガンの引き金を引く方が速かった。

すれ違いざまには放たれた超高出力のメガ粒子ビームがHi-νのバックパックを全て焼き尽くし、機動性を大きく奪った。

まだだ。この程度では兼次の優勢は覆らない。現に兼次は既に体勢を立て直している。

スラスターを強引に噴射し、方向転換、再び強襲を仕掛けた。

―――――――――――――――――――――――

Side兼次

和也のやつ、やってくれるな。メインスラスターとスタビライザーがズダボロだ。

急速な方向転換をして襲い掛かるデルタカイ。

もう同じ手は食わない。

右腕ガトリングガンを展開、隠し腕起動、左腕の予備ビームサーベルと共にビーム刃を形成、突撃してくるデルタカイにカウンターを食らわせる。

4本の青い刃がビームスマートガンを真っ二つにし、装甲を切り刻む。

だがこちらも無傷とはいかず、掠った高出力ビームでハイパーメガシールドを破壊され、左肩装甲に甚大な損傷をう
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