二十四話
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けて助けてみたいと思っていたからかな…。今まで現実世界でもこの世界でもすることができなかったことだからな」
「はは、その最初の一回があれとは君は何とも面白いことをしたな」
「面白くはねぇだろ…。その一回で俺は死んじまったんだし…」
「しかし後悔はしてないのだろう?」
すべて見透かしたような笑みを作り茅場は俺に問いかける
「…ああ、心残りはあるけど悔いはないな」
茅場は俺のその言葉を聞きもう一度笑うと
「そうか」
といい頷いた
「最後にもう一つ。このゲーム…ソードアートオンラインはどうだったかね?」
どういう心境で俺にその質問をしたのかわからないが俺は素直に思ったことを口にする
「最高に楽しかったよ。願わくば第百層まで攻略し尽くしたいと思ってた」
「そうか…」
また少し茅場が微笑む
「それでは私はそろそろキリト君達のもとへ向かうことにする。君はどうする?」
この口ぶりからキリトも俺と同じように茅場に呼び出されており、達ということは恐らくアスナも一緒にいるのだろう
どうする、と聞いたことは連いてくるか?と聞いたのだと判断する
「いや、やめとく…キリトに礼だけ伝えといてくれないか」
「…了承した」
俺の返答を聞いた茅場は頷きキリトの元へ向かう操作を行い始めた
「悪い、もう一つだけ伝言を頼まれてくれ」
「…なにかね?」
「俺の名前を伝えてくれ。そしてその名前から俺を探し出し俺の叔父にあって感謝していると伝えて欲しいと言ってくれ」
茅場は少しだけ含んだ笑いをし頷いた、若干不思議に思ったが気にせず名前を茅場に伝える
「俺の名前は菊岡、菊岡仁だ」
「キリト君達に伝えておく。それでは私は行くとする」
「じゃあな…茅場晶彦」
別れを告げ俺が瞬きをしたその瞬間目の前から茅場の姿はそこにはなかった
俺は【最終フェイズ実行中 現在68%】となったシステムメッセージをみた後、崩れ去るアインクラッド城を眺めた
しばらく眺めついに【最終フェイズ実行中 現在100%】となり俺の視界がホワイトアウトした
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