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FAIRY TAIL 友と恋の奇跡
第199話 金色の妖精と黒の妖精
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何人もの女性達と交際しているヒビキとは違って、“妖精女王(ティターニア)一筋”という事で話題のショールが、遂に他の女性と―――!?しかも三股―――!?

ショ「ち、違いますよっ!この人(?)達は、トーヤと契約しているゾンビと雪女です。ここに来ようとした俺から、なぜか離れてもらえなくって。話を聞いたら、「契約者(トーヤ)の命令で悪魔と戦っている他のギルドの魔道士の方や、王国軍や軍隊、魔法部隊の皆さんを安全な場所まで避難させてほしい」という事だったので、ここまで一緒に来たという訳です。」

ショールの隣にいるゾンビと雪女の頬が、若干赤みを帯びている事にショール以外の者は全員とっくのとうに気づいている。

隊22「(人間以外にもモテモテのショール様って・・・)」

隊23「(やっぱり、イケメンなんだな・・・)」

そんなショールを、隊員達の一部が羨ましがっていたのは余談だ。

ショ「それに、僕はエルザ一筋ですから。エルザ以外の女性を愛する事は、死んでも不可能だと思います。」

隊24「(・・・こういう事を言える男って、やっぱイケメンでカッコよく見えるんだよな。)」

隊25「(俺達みたいな平凡な男が言ったら、逆に気持ち悪がられるんだろうなー・・・)」

サラッと女性を口説ける言葉を吐いてるショールを見て、隊員達の大半が遠い目をしたのは余談だ。
ゴホン!と1人の隊員がわざとらしい咳払いを1つした。

隊26「ところでショール様、先程私共を助けてくれたのはあなたですか?」

ショ「えぇ、まぁ。この近くに悪魔が潜んでいるらしく、その悪魔の能力で呼吸困難になるみたいなので、俺の魔法、手品(トリック)の1種である無効化(ルーズ)を使って、その能力を無効化させたんです。」

隊27「なるほど、流石ですな。」

隊員の1人が褒めると、ショールは照れたように頬を若干赤く染めた。

ショ「とにかく、皆さんは一刻も早くここから離れて下さい!悪魔は必ず、俺が倒しますから!」

隊28「し・・しかし・・・」

ショ「心配要りません。」

隊員の言葉を遮るように、ショールは言葉を紡いだ。

ショ「大魔闘演舞の最終戦には、俺は出場しませんでしたけど・・・これでも、優勝ギルドの魔道士の1人です。悪魔如きにやられたら、“フィオーレ一”“優勝”の名誉が傷ついちゃいますから。それに―――――」

ショールはゆっくりと目を閉じた。

ショ「俺は、これ以上、大勢の人が死に行くのを見たくないんです。死を見るくらいなら・・・自分が死んだ方がマシです。」

ショールの言葉に、隊員達は衝撃を受けた。そして、思った。
この人は、いったいどれくらいの死を見て来たんだろう―――――と。

ショ「でも、俺は絶対に死にませ
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