暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL 友と恋の奇跡
第199話 金色の妖精と黒の妖精
[4/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
?」

ロッ「き・・消え、た・・・?」

悪魔とロッカーが驚嘆の声を上げた。
さっきまでシプがいた場所には誰もいなくて、なぜか地面に人1人通れるくらいの穴が開いていた。

セメ「透明魔法(クリアマジック)が出来たんじゃ・・・!」

ジュ「いや・・万が一シプ殿が透明になれたとしても、それは姿()()()()()()()()()。シプ殿そのものが消える訳ではない。」

ナデ「つ、つつつ・・つまり、シ、シプ様が・・・透明に、な、なななったとしても・・い、一直線に、と・・ととと、飛んで、来た・・ほ、包丁は・・・か・・かかか、確実に・・シ、シプ様に・・・あ、ああああ当たっていた・・という事に、なななななります、ね・・・」

スミ「それに、この穴の意味が成り立っていません。」

セメスの言葉をジュラが否定し、ナデシコとスミレが付け加えるように言った。
シプはいったいドコへ―――――?
誰もが疑問に思った、その時だった。

ル「やァアアァアアアアアアアアアッ!」

悪魔5「うぐあっ!」

パシィン!と鋭い音を立てて悪魔の頭が鞭で叩かれた。
それと同時に赤黒い魔法陣が消えて、セイン達は動けるようになった。

悪魔5「だ・・誰だっ!?」

悪魔はもちろん、セイン達も視線を動かした。
そこにいたのは、伸縮自在の鞭を片手に、メイドを引き連れた妖精(ようせい)が1人―――――。

ナデ&スミ「ルーシィ様!」

ロッ&セメ「・・・と、メイドォ!?」

金髪(ブロンドヘア)のツインテールを揺らしながら、ルーシィは笑顔でセイン達に向かって手を振る。
その隣にいるのは、ピンク色のショートヘアに、手首に千切れた鎖を着けている青い瞳をした無表情のメイド―――処女宮の星霊、バルゴ。そして、バルゴに抱えられている、気を失ったシプがいた。

セイ「シプ!」

シプの姿を見た瞬間セインが真っ先に駆け出し、それに続いてスミレ、ナデシコ、ロッカー、セメス、ジュラの順に駆け出した。
シプの姿が消え、地面に穴が開いていたのは、バルゴが穴を掘ってシプを助けたからだった。

バル「間一髪のところでした。」

ル「ありがとね、バルゴ。」

バル「お仕置きですか?」

ル「褒めてんのよっ!」

こんな状況だというのにも係わらず、いつものボケ(バルゴ)ツッコミ(ルーシィ)の会話が交わす。
バルゴがセインの背中にシプを乗せる。

ル「ここは私が何とかするから、皆は一刻も早くこの場を離れて!」

スミ「1人で、宜しいのですか?」

ル「大丈夫!私には、皆がついているから!」

ルーシィが言う皆とは、星霊の事である。

ル「それに、お迎えも
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ