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Fate/Fantasy lord [Knight of wrought iron]
乾坤の神
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子様まで」
ニヤニヤと顔を歪ませるその様を見ていると、神奈子の時に感じた感想と似たものが込み上がってくる。
幻想郷にいつ移住したのかは知らないが、この仲睦まじさは一朝一夕で定着するものではない。
これは幾年もの歳月を経て育まれた絆に違いない。
人間と神という垣根を越えた絆は、ただの交わりに比べて美しく見えた。
「いいのか?」
「お前が嫌だっていうならそれでもいいさ。だがな、お前は幻想郷のことを何一つ知らない癖に、それでも不用意に飛び出すことを是とする愚か者なのか?それが答えだよ」
「む――――――了解した。短い期間ではあるが、世話になる」
諏訪子の言葉に納得せざるを得なかった私は、多少尾を引きずりながらも承諾した。
早苗は自分のことのように喜び、神奈子は優しい笑みを向けてくれた。
そして最後に諏訪子が右手を差し出し、
「ようこそ、守矢神社へ。ようこそ、守矢家へ」
本当に嬉しそうに、そう答えた。
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