參:休息の時
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で下さいっ!!!!」
遂には出入り禁止をくらう始末である。マリは折角見付けた良い喫茶店を一瞬で手離した(と言うよりは強制的に手離させられた)ショックが多くいじけだす。最初から来なければ良かっただろうと思ったルーナは言葉にはしないでいたようだ。
「ま、まぁ、しょげんなってマリ。また探せばいいじゃねぇか」
元凶であるタツキはマリを宥めるが、あまり効果は成さないだろう。ユナがよしよしと頭を撫でると、マリは嘘泣きしつつユナに抱き付く。
「ったく、何してんだお前等?」
「「いやお前(アンタ)も原因だ!?」」
まるで自分は無関係だとでも言わんばかりに呆れた顔をして問うルーナにタツキとクロから素早くツッコミが飛ぶ。
「やれやれ、こっからどうすっかなぁ??????」
それを右から左に受け流して今後の予定を悩み出すルーナに二人はツッコミを諦めた。これ以上は無駄な労力を使用するだけだと理解したのだろう。まぁ、そもそも店でのあのやり取りが十分に労力の無駄遣いなのだが。
「あ、じゃあ、あれだ、温泉でも行こうぜ?」
「何ぬかしてやがる、お前どうせ女子風呂覗くのが目的だろっ!」
「下心ありありな態度でそんな発言されても困りますよタツキさん」
「いやいやねぇよっ、お前等俺をどういうキャラで見てんだよ!?」
単に疲労回復が目的ならば温泉が一番だと思い、それを提案したタツキだがルーナとクロに《覗き目的》とあしらわれて呆気なく撃沈。はたから見ている分にはかなり可哀想だ。
「えー、でも私、タツキ君と同じで温泉行きたいですよー?」
賛同するのは、天然キャラで有名(?)なユナ。実際のところユナは温泉マニアと呼べる程温泉好きで、ギルドにいない時は大抵の確率で温泉巡りに行っている。ただの馬鹿だ。
「じゃあ、温泉行こうかっ!お代は男子陣が持ってねー!」
いつの間にやらショックから復活していたマリは即座に方針を変更、代金は喫茶店でやりたい放題した男性陣に押し付けた。
「結局温泉には行くのかよ??????タツキに覗かれても」
「だからそのネタはもう止めやがれッ!?」
鋭いツッコミが、タツキからルーナに飛ばされるのだった――――
* * * * *
「ふぃー??????気持ち良いなぁ??????」
「おっさんですか、タツキさん」
「てかお前覗き??????」
上から順にタツキ、クロ、ルーナである。最後のルーナの一言は言うまでもなくタツキに向けられたものだが、ツッコミを入れる気力すら無くしたタツキによって無視される。一方、女子軍はと言うと――――
「――――温まるねー??????私やっぱり温
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