二十三話
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そう言い茅場へと武器を振り上げ突撃する。その動きに茅場は武器を構えるでもなく盾を構えるでもなくただ左手を動かし現れたウィンドウを操作していた。
直後突撃したその男の動きが止まり落下する
「うっ…!」
俺も体が硬直するのを感じその場に釘付けになる。立っているのは茅場とキリトだけだった。それ以外は全員麻痺状態へとされていた
キリトがここで全員殺して隠蔽する気か?という質問に首を振り否定し
「予定を変更し最上層の”紅玉宮”にて君たちを待つ。私が育てた血盟騎士団や攻略組のプレイヤーたちなら私のもとに辿りつけるさ…だがその前に…」
といい剣を黒曜石の床に突き立て
「キリト君、」君には私の正体を看破した報奨を与えなくてはな、チャンスをあげよう今この場で一対一をし私に勝てばゲームクリアとし全プレイヤーがこの世界からログアウトできる。…どうかな?」
これは余裕の表れだろう。負けないといった絶対の自信があるからこその提案ここは引くべきところであるはずだがキリトは
「ふざけるな…いいだろう決着を着けよう」
そういい頷く
「ごめんな、ここで逃げるわけにはいかないんだ…必ず勝つ、勝ってこの世界を終わらせる」
キリトはアスナの方に振り向き謝り、約束する
「解かった。信じてる」
アスナもその言葉を信じ頷く
キリトはエギルの方を向き
「エギル、今まで剣士クラスのサポートサンキューな。知ってたぜ、お前が儲けのほとんどを中層ゾーンのプレイヤーにつぎ込んでたこと」
次にクラインを見る
「クライン。…あの時お前を置いて行って悪かった。ずっと後悔していた」
キリトのその言葉に二人が目に雫をためる
そして俺の方を向く
「ジン。…お前には感謝してもしたりない。お前のおかげで今俺は生きてるんだと思う…」
キリトのその言葉に俺は少し笑い返事をする
「俺もお前と同じだよ。お前がいなかったらここにはいなかったよ。…いいからあいつに勝ってこい、保証してやるお前はソードアートオンライン中最強のプレイヤーだ。」
俺の言葉に少しの微笑みと頷きで返す。キリトは二本の剣を抜き茅場の方を向きなおす
「悪いが一つだけ頼みがある…もし俺が死んだらアスナを自殺できないよう計らってほしい」
「よかろう」
キリトの頼みを茅場は了承する
キリトは自分が死闘を行う直前でも自分より愛おしい人のために気を使っていた
(お前は俺と違って人のためにすべてをかけれる。そういうやつだよ…)
俺はキリトに憧れているのだろう。キリトの内面の強さ、自分ではできないその生き方に
(俺はお前のようになり
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