第三十一話 血の覚醒の進化
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ルベール「…はい」
ジルベールはアルティナに一人で行くからと言い、妹達をアルティナに預けて道場に向かった
道場に着いたジルベールは正座しているルシオンに倣い、正座した
ルシオン「ジル、お前が血の覚醒第二形態を完全に物とするには、お前が波動の扱いをマスターしなければならない…」
ジルベール「波動を…」
ルシオン「そうだ…父上がダークファルスを封じた時は、血の覚醒第二形態での波動の力が大きな勝因となった」
ジルベールの祖父は、ナハト家が創立されて以来の最高の実力者だったとも言われているのである
アークスの六芒均衡の長、三英雄レギアスとは戦友であり、ライバルだったとも言われている
ルシオン「いいか、血の覚醒第二形態は自身の生命力が、生きたいと思った意思が自身の生命エネルギーとなり、大気中のフォトンと混じり合い、強大な力を生み出す。しかし、先程言った通り…その生命エネルギーが尽きれば…死だ…」
ジルベール「はい…」
ルシオン「お前には女がいるだろ?護りたいんだろ?だったら死ぬ訳にはいかんだろ…」
ジルベール「そうだ…俺はアルティナを護りたい……だから死ぬ訳にはいかない…この第二形態は諸刃の剣と言うことはわかった…もう無茶はしないつもりさ…」
やがてルシオンとの話が終わり、ジルベールは風呂に入り、二階の自分の部屋に入った
先にアルティナが風呂に入っていた為、彼女は淡い緑色の半袖Tシャツにショートパンツの寝間着に着替えていた
ジルベールも蒼いTシャツに短パンを着て、寝間着姿になった
ジルベール「お待たせ…」
アルティナ「あ、ジル……その…お父さんの話…聞いたよ…」
アルティナが髪をドライヤーで乾かしながら言った
ジルベール「聞いていたのか…」
アルティナ「うん…ちょっと不安で…」
アルティナが髪を乾かし終えて、ジルベールのベットに横になった
ジルベールも電気を消して、ベットに横になった
アルティナ「ねぇ…あの血の覚醒の第二形態って…使い過ぎれば……死んじゃうの…」
ジルベール「いや…完全に無理をし過ぎればの話だよ…生命エネルギーってのは、持ち主の強い意思によって生まれるらしいんだ」
アルティナ「強い意思…?」
ジルベールはアルティナを抱き締め
ジルベール「持ち主の強い意思が大気中のフォトンを干渉して体内に入り、波動と呼ばれる莫大なエネルギーとして放出されるんだ」
アルティナ「そっか…あたしだと、ジルを愛しているってのも強い意思
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