九校戦編〈上〉
一高女子入浴×二人で賊退治
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声は一高の女子ではなく大人の女性の声が聞こえてきた。脱衣所では、上空で模擬戦をしていた深夜&真夜と穂波さんに結衣と沙紀だった。そうして入ってきてから、シャワーブースで身体を隅々まで洗ってから大人用の湯着を着てから深夜達は大浴場いる深雪とその友人たちがいたので近付いて来たけど。
「あらあら深雪さん、待たせてごめんなさいね」
「こんばんはお母さまに真夜さん、私達こそごめんなさい。勝手に時間変更してしまって」
「いいのよ、元々私達は運動をした後に入ろうとして予約を入れてたけど一真さんから通信が来てね。一高女子達が入りたいらしいと聞いたから喜んで時間変更をしたのよ。ところであなた達が深雪のお友達ですの?」
深夜、深雪、真夜の順で話してたらエイミィ達に視線を巡らせていたので、一人ずつ軽い紹介を深雪がさせたのだった。紹介すると言うので、大浴場から出た深雪達と雫達だった。そんで並んでたけどね、まさかここに十師族の頂点とも言われている四葉真夜がここにいるのだから。ほのかから詳しく紹介をされた後に最後が和美だったけど、紹介を終えると握手をしてから湯船に入った。一真さんは?と深雪に聞くからそろそろではと言ってたが、深雪達がのぼせないようにしてたのは半身浴をしていたのと縁に腰かけていたからだ。深雪達がここに来たのは三十分前で、その時俺は幹比古と一緒に精霊魔法の鍛錬をしていた。
「そうそう、その調子だ。何だ、随分前よりと違うようになったな」
「そうかな。僕としてはまだまだだと思うけど、僕が使うのは『精霊は術者の思念の強さに応じて力を貸す』だけど、一真のは『術者のイメージしたのをそのまま術者の力となる』だからプロセスが全然違うんだけどね。例えば僕が呪符で雷童子をやろうとしても、一真の場合は雷をそのまま操り相手を痺れさせるという感じだから」
現代魔法の解釈だと精霊とは、実体を離れ情報の海を漂う情報体とされている。概念そのものが情報の世界を移動する事に付随して、その概念によって表現されるエネルギーが塊となって実体世界を移動する。それが非物質体として観測されるのだとされている。幹比古は、こうして精霊と触れ合う事により彼らを確かにこの世界に「在る」ものとして感じていた。理屈ではなく実感で、幹比古にとっては精霊は確かにここにいる意思を持つ存在であり、こうして触れ合う事で術者に教える事だというのは一真も同じ事を言っているけど。
「幹比古、感じたか?これは悪意だ、それも犯罪者ではなく賊だな」
「僕も感じた。けど一真はどうやって感じたんだい?僕は喚起魔法でやっと気付いたけど」
「話は後だ、今は賊を片付ける。付いて来い!せっかくだ、実戦でもしてみろ」
そう言った後に俺と幹比古は賊がいるところに向かうと、賊は10人でこちらは2人だが何とか
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