同窓会とかあったら、久しぶりに会っても中々話せないもんだよな。 まぁ同窓会行ったことないけど。
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てもみなかった男が取ったのは、刀使いとしては最悪の対処。
刀で受ける。
剣とは違い衝撃に弱い刀は防御に向かない。
加えて幾人もの血脂を1度に浴び、骨を斬った刀身はかなり脆くなっていた。
結果、待っていたのは・・・・・、
パキンッ・・・・・
「・・・・・・・ッ!」
折れた自分の愛刀を見、初めて顔から余裕そうな雰囲気が消えた男。
(い、今のうちに・・・・・!!)
益々霞んでいく意識を必死に保ち、地面を這ってその場を逃げるゾルディック。
(何とか・・・・この事態をせめてリーダーに伝えるだけでも・・・・・・!!!!)
「テメェ・・・・何してくれてんだよ・・・・!!」
必死に這うゾルディックの耳に届いた男の呟き。
気にせず這い続ける彼の腕が、落ちた。
「ッ、アアァァァァァァァァァァアアァァァァァァァァァァァアァァァァァァァァァァァ!!!!」
(ば、馬鹿なっ、有り得ない!! 奴の刀は折れた筈だッ!!)
痛みに絶叫しながらも、何とか残った理性で必死に考える。
男が持っていた刀は1本、それは折れている。
何故、自分の腕は斬られた・・・・・?
(い、いや・・・・今はそれよりも・・・・「逃がすかよ・・・!」ッ!!)
疑問は、そう言ってゾルディックの前に現れた男を見た瞬間に、解決した。
「あの刀、好きだったのによぉ・・・・。ふざけやがってよぉ・・・・・。なぁ、オイ!」
そう激する男の両腕から生えた、刃。
人体として有り得ない筈のそれは、建物の明かりを受けてキラキラと光っていた。
「お前は生かして連れて帰るように『DInO』さんに言われたたけど、ヤメだ。お前は俺の『輝彩滑刀』でぶっ殺す。」
「き・・・・さい・・・・・? それに貴様、その男の、名は・・・・!!」
「死んでいく奴に何教えても無駄だろ? じゃ、『獅子王 輝』を怒らせた事をあの世で反省しな。」
この後、「ロビンソン」のリーダー、ネーナ・チュミンが細切れにまでバラバラにされたゾルディックを始めとするグループメンバーの死体を発見し、聖斗と同じように敵への憎しみを抱く事になるが、それはもう少し先のお話。
「ん〜・・・、失敗だな〜。『堅牢』は殺しちまったし、俺らの所からトンズラした成功例の女も居なかったし、『夜集阿の仲間』を殺す事も居なかったし無理だった。まぁ、コロッセオに行ったアイツに任すかねぇ・・・・・。」
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