暁 〜小説投稿サイト〜
戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
第八話 小林中佐!!そんなのどうでもいいから女の子の水着だ!!その十一
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
 そしてだ、戦いの場に着くと。
 赤褌姿の小林がいた、二人はその彼に問うた。
「あんたが今回の俺達の相手か」
「小林中佐だよな」
「海軍衆の軍服だからわかりにくいけれどな」
「あんたが今回の相手だよな」
「そうだ」
 その通りだとだ、小林は胸を張って二人に答えた。
「私が今回の君達の相手の小林だ」
「今回は軍服じゃないか」
「褌一枚か」
「着衣の水泳という訳にもいかないだろう」
 それで、というのだ。
「君達も服を脱いだらどうだ」
「いや、このバトルスーツ脱いだらな」
「俺達普通だからな」
 その能力が発揮されないからと答える二人だった。
「このままで泳ぐぜ」
「錆びることもないしな」
「ならいいがな、それではだ」
 あらためて言う小林だった。
「今から勝負をはじめよう」
「勝負は二十キロ遠泳です」
 水着姿、見事な白のハイレグのワンピースのお姉さんが説明する。無論このお姉さんも見る二人だった。
「先にゴールした方が勝ちです」
「よし、じゃあな」
「泳ぐぜ」
「小林さん頑張って!」
「私達がついていますよ!」
 ここで黄色い声がしてきた、見れば。
 スクール水着の女子中学生達がだ、小林に声援を送っていた。
「私達中佐の味方ですから!」
「海軍衆の人達大好きです!」
「勉強もスポーツも人の道も教えてくれる日帝衆の人達を応援します!」
「尊敬しています!」
 こう黄色い声をかけるのだった。
「ですから頑張って下さい!」
「ジャスティスカイザーなんかやっつけちゃって下さい!」
「死ねジャスティスカイザー!」
「とっとと成敗されなさい!」
「くそっ、現地の女子中学生からかもかよ」
「日帝衆は人気があるんだな」
 ここでも忌々しげに言うしかない二人だった、準備体操をしながら悪態をつく。
「それに対して俺達はな」
「相変わらず孤独だな」
「誰にも理解されずに罵られてな」
「ヒーローの孤独を味わう日々だぜ」
「ああ、あんた達準備体操なんかしちゃ駄目だよ」
 海の家のおばさんが二人のところまで来て言って来た。
「そんなことしないですぐに海に入って泳がないとね」
「そんなことしたら足がつるだろ」
「下手したら心臓麻痺起こすだろ」
 水泳の前には準備体操は絶対だ。
「身体ほぐして温めておかないとな」
「大変なことになるだろ」
「そうなるからだよ」
 明らかにそれを狙っているおばさんだった。
「あんた達がそれで負けたらいいことじゃないか」
「この婆!手前の店教えろ!」
「今から言って営業妨害してやる!」
 例によって中指を突き立てて怒る二人だった。
「店の前でカラオケ小指立てて歌いまくってやる!」
「ドアラの格好でバク転してやるぞ!」
「ドアラ人気ないらし
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ