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届いた願い
第四章
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 ここで皆その海を見る。そこはまさに崖でその下に青い海が白い波を立てていた。その青は空が曇ってきたせいか不気味な鉛の色になってきていた。
「それか岩にぶつかってな」
「終わりだぜ」
 岩は暗灰色だ。それを見てもやはり不吉なものがある。彼等は天候が悪くなってきたせいかどうにも不吉な考えにもなってきていたのだ。
「やばいだろ、もうな」
「雨だとどうしてもスピードも出ないしな」
「じゃあこれで最後にするか?」
 走輔は周りがあまりにも消極的なので遂に憮然としながらも折れた。

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