暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
八話 お見舞いです。
[1/5]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
「へー、祐希は結局、遊勝塾に入ったの……」
「ま、私の意思より、弟の意思を尊重させた結果だけどねー。」
ますみんは私が遊勝塾へと入ったと聞き、少し残念そうである。
徹は仲のいい友達が居る方が良いらしく、私達はLDSではなく、遊勝塾へ入る事を決めた。
「まぁ、デュエルならいつでもできるし、学校でも会えるんだからそう落ち込まないでよ〜」
「ば、バカ??落ち込んでなんかないわよ!それと頭を撫でるな??」
ますみんの艶のある黒髪を撫でていた手を叩き落とされる。
意外とツンデレなのかね?
「ところで、ますみん、何か最近あった?」
「っ??…………急にどうしたのよ?」
ますみんの表情がほんの一瞬強張る。だが、その一瞬で何かあると確信するには十分。
「なんか以前より、表情が曇ってるなーと思ってカマかけたら……見事にね〜。で、何があったの?」
「はぁ、まさか祐希にひっかけられるとは……。まぁ、話さないといつまでも聞いてきそうだから話すわ。その代わりあまり口外しないでね」
「オーケーオーケー。大丈夫、口は硬い方だから」
「本当かしら……」
疑っているのか、ジト目で見てくるますみん。それはそれで傷つくよ……。
「先日ね、沢渡が覆面被った不審者に襲われたのよ。」
不審者ね……。口笛吹きつつ登場する
数字狩り
(
No.ハンター
)
、羽が生えた筋肉隆々の
異世界人
(
バリアン
)
、いきなりライディングデュエルを仕掛けてくるアンドロイド…………。なんだ、遊戯王の世界って不審者多くね?意外と普通なのかな?
「ネオ?沢渡だっけ。あの人、色んな人から反感かってそうな気がするんだけど……。ただの怨恨じゃないの?」
うん……あの上から目線なら相当恨みをかってそうである。特にパシリにされている三人組からとか……?
「違うのよ。それが沢渡自身が榊 遊矢に襲われたって言ってるのよ。しかも、アクションデュエルでもないのに、ダメージの際の衝撃が実際にあって、怪我したとかなんとか。」
「へー………………。ダメージが実体化ね〜。……闇のデュエル?面白そうだね」
「ん?なんて?」
「なんでもないよ、ますみん」
ぶんぶんと手を顔の前で振って急いで否定する。
後半は聞こえてなくてよかった。ネオ沢渡と遊矢には色々あったとますみんから聞いてたけど、その怨恨絡みじゃないのか……?いや、ここは本人から聞けばいいか。
「今度お見舞いでも、行こうかな?どこに入院してんの?」
「また物好きね、祐希も。沢渡は舞網市立病院に入院してるわよ」
なぜかため息を吐かれる。お見舞いくらい人として当たり前だと思うのだが……。
「ありがとね〜。じゃあ、何か手土産でも持って行きますか
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ