暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス〜IS学園に技術者を放り込んでみた〜
本編
第31話「歓迎会」
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<男子寮到着>
「ここが男子寮な」
ケインに案内されること数十分。漸く二人は男子寮へとたどり着いた。
「結構、校舎から離れてるんですね」
「というか、俺男子寮があるって初めて知ったんですけど」
「一応、俺らが入学したときから男子寮(仮)があったんだけどな。まぁ、設備が酷かったら造ったんだよ」
「……はい?」
「……一応聞きますけど、何をですか?」
「
男子寮
(
ここ
)
を夏休みの定番課題、自由工作で」
「「意味が解りません」」
「ハハ、んじゃ。部屋に案内するぜ」
<部屋割>
男子寮に入り、階段をあがると栗色の長髪の見た目美女と青髪の男性が待ち受けていた。
「案内御苦労ケイン」
「…お疲れ」
「あ、キョーヤテメーいきなり押しつけやがって」
「いいだろ。どうせ非番で暇だったんだし」
「それはお前もだろうが!!」
「何を言う俺はこうして鍵を取ってきてやったんだから感謝しろや駄犬」
「犬って言うな!!」
「サーセン」
「軽っ!?」
「…右が織斑。左がデュノアのだ」
「「あ、ありがとうございます」」
「無くすなよ〜? めんどくさいことになるから」
手渡された鍵を受け取る一夏とシャルルの二人。
その際、無くさないように注意することを忘れない。
絶対に面倒な事になるから。
[カチャッ]
「へ〜、女子寮よりも少し狭い感じなんですね」
「1人部屋だったらこんなもんだろ」
「2階は俺たち3年と2年、3階はお前ら1年で奥は立ち入り禁止な」
「え、なんでですか?
「…お前らが来るまでは他の女子が寝泊まりしてたからだ」
「ええ!? そ、それっていいんですか///」
「まぁ、校則には男子は女子寮に入っちゃいけないことになってるけど、逆は書かれてないしな」
「だ、だからって///」
「あ〜、勘違いしてるかもしれんが、別にあそこの部屋でナニかしてるってわけじゃないぞ」
「へ?」
「門限ギリギリになって女子寮に慌てて帰るよりもこっちの方が近くて楽だって虚やシャノンとかが泊まりに来るんだよ。まぁ、ダリルみたいにメシを集りにくるやつや楯無みたいに会いたいからきてるのもいるけど…」
「あ、そ、そうですよね。僕ってば勘違いしてました///」
指さした部屋ではヤってないだけではの話で、そこは決して口にしない。
<男子寮について>
「1階は共同スペースで自由に使っていいぞ。食堂の冷蔵庫に何か入れる時は名前必須」
「あとは出かける時は事務室で出先と大体の帰宅時間を記入することだな」
「はいっ!」
「…部屋の掃除は個人のペースにまかせるが、食堂・談話室・風呂場などは当番制だ」
「風呂!?」
「どうしたよオリムラ」
「風呂があるんですか!
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