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扉の向こうの物語 
序章 観測者クロノスの見解T

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六人の大きな運命を背負いし者たちが現れたようだ。

4人は常界〈テラスティア〉、1人は天界〈セレスティア〉、もう1人は〈ヘリスティア〉

彼らに期待をしてみるのもいいかもしれない。

傍観しているだけでは、手に負えなくなりそうだ。

あの配達屋は言っていた、多くの組織が統括されている世界評議会には裏がある。
そして、あの悪戯王は何を考えているのかわからない。

その後配達屋からぶっきらぼうに荷物を受け取ったが、あの頃から私も異変を感じていた。

【タイムレス】が告げる。

聖なる入口〈ディバインゲート〉は開いた。大きな異変によって覆われる。

炎を灯す者、水を留める者、風を纏う者、光を宿す者、闇を包む者、無を好む者。

ここから出るわけにはいかないが、今ならまだ間に合う。
彼らには越えてもらわなければならない、自らの運命が課した試練に。

忙しくなりそうだ。

              ―聖歴となった日 クロノスの手記より―





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