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藤村士郎が征く
幕間其の参 兵どもに夢のあと、東西交流戦終幕
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は、捕まるのは必至である。

 「藤村士郎殿。我らはこれにて、暇させていただきます」
 「長曾我部のしでかしたフォローと同時に、奴を追わねばならんからな!」
 「ああ、気をつけてな。冬木に来たら、力になれる事があるかもしれないから、言ってくれ」

 その言葉とともに、西方十勇士の諸君はホテルに向かうため帰って行った。
 それを見送り切った士郎。

 「さて、俺も帰るか」

 その一言ともに、士郎は帰宅するために後にした。


 −Interlude−


 電車に乗り込んだ西方十勇士の者たちは、あることに気付いた。

 「そう言えば、毛利は?」
 「いや、なんか、真の美とは一体とか呟きながら、先に帰って行ったよ」

 毛利元親は、帰り際にジャンヌ・オーリックに遭遇し、あまりの美しさに自信喪失したのは余談であった。


 −Interlude−


 その頃士郎は帰宅のため、周りの一般人からすれば目にも止まらぬ速さで、走っている最中だった。
 その時、川神の土手からあるものが視界に入った。

 「ん?」

 それは・・・。
 




 
 


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