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魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
九校戦編〈上〉
懇親会というパーティー
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俺達一行はなぜ前々日の午前中などという早い到着時間を予定していたのかは、夕方に予定されているパーティーの為である。高校生のパーティーだからもちろんアルコールは無しで、これから勝敗を競う相手と一同に会する立食パーティーはプレ開会式の性格が強く例年、和やかさより緊張感の方が目につく。

「だから本当は出たくないのよね、これ・・・・・」

会長であるあるまじき放言を、俺は礼儀正しく聞かないようにした。選手兼技術スタッフ何で、競技場内で活躍する正規メンバーとしてパーティーには出席しなければならない。俺はいつもの上着ではなく、一科生が着る上着を新調して着ていたのだった。パーティーのドレスコードは各学校の制服で、これのために一から創ったブレザーを着ていた俺だったが、呼ぶ者が現れるまで会場の外で待機していた。会場の外というより、懇親会控室だったけど。

「そのブレザーはどうしたんだ?随分とマッチしているようだが」

「このためだけに一から作ったんですよ。二科生のブレザーではない事ぐらいは知ってますから」

「まあそうなんだけど、懇親会には私のお父さんやお母さんが来るから。私もだけど十師族の者にとっては目立ちたくないんだけどなぁ〜」

と会長が言うが俺的にはしょうがないと思うが、ここで思わぬ人物がこちらにやってきたのだった。

「こちらに織斑一真様と織斑深雪様はいらっしゃいますでしょうか?」

「俺と深雪がそうですが、何か用・・・・葉山さんか」

「お久しぶりでございます、真夜様がお呼びでございます」

「何でお母さんが一真君と深雪さんを呼んでるのかしら?」

そう言われても俺と深雪は呼ばれているからしょうがないから、しばらく一高の者たちを待たせて俺達は来賓室の方に向かった。来賓席のドアが開いた後にそこにいたのは、真夜と深夜と穂波さんがいた。それと烈がいたけど。

「真夜様、一真様と深雪様をお連れいたしました」

「ご苦労様。久しぶりね、一真さんと深雪さん。7月18日の発足式以来ね。それとここはVIPだけが使われる部屋だからいつも通りで構わないわよ?」

「それならいいんだが、これから懇親会というパーティーやるだろう?俺と深雪も一高生徒として出席するんだが」

「私から考えがあるんだ『烈か、で?考えとは何だ』ここに零家の零達也と零雪音と織斑家現当主の織斑一真様を私の客として紹介させてほしいのだ」

あーなるほどな、ここには織斑家の深夜がいるし、ここで零家の者が来たらさぞ盛り上がるだろうな。俺を含めた三人分を分身させてそれぞれを操作するのは、ゼロに任せるが織斑家当主は俺になっているからな。一真じゃなくて一夏の方がいいんじゃねえのと提案したら、それでいいわねと全員一致した。深雪も分身体を出すが、雪音の方は中にいるテ
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