第六章
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相じゃないの?」
「あれはパーマンでしょ」
そんな話をしながら彼等の動向を見ていた。見ている筈が見られている。しかしやはり彼等はそれには気付かず様子を見続けている。その店の中は。
店の中はアクセサリーショップらしく洒落ていた。真っ白であちこちに人形やぬいぐるみが置いてあって奇麗なものだ。まるで不思議の国のアリスの世界だ。
「あっ、時計を持った兎」
「こっちにはトランプの兵隊があるぜ」
梓と瞬はその店の中を見回しながら楽しそうに話をしていた。
「それに女王様と王様もいるし」
「あとこれがアリスだよな」
アリス達もいるのだった。ブロンドにブルーの瞳にひらひらとした服の女の子のぬいぐるみである。やはりここは不思議の国をイメージしたものだった。
「これが」
「そうよね。完全にそれよね」
梓はそのアリスを見て言うのだった。
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